国立成育医療研究センターの調査で、母親の更年期症状が思春期の子どもに与える影響が明らかになりました。この調査は、1541組の家庭を対象に実施され、母親の更年期症状が重いほど、子どものインターネット依存リスクが最大6.46倍も高くなることが確認されました。また、孤独感や抑うつ、不安などのメンタルヘルス問題も顕著に増加しています。さらに、更年期症状を抱える母親のうち、治療を受けた割合は全体のわずか4.6%で、中等度以上の症状を持つ場合でも9.1%にとどまっています。このような状況は、初産年齢が上昇し、母親の更年期と子どもの思春期が重なる家庭が増加している社会構造の変化が背景にあります。

親子それぞれの生涯発達の重要局面が重なる現代的現象が生じている今、この社会問題を見過ごすべきではありません。
特に更年期症状が子どものインターネット依存症やメンタルヘルスの悪化を重大に引き起こしている点は由々しき問題です。これは単なる家庭問題ではなく、国全体としても子育て支援政策や医療体制の欠陥を露わにするものです。
まず、根本的解決には以下の対策が求められます。一つ目は、更年期障害の認知度向上や早期治療のための啓発キャンペーン。二つ目は、専門医の確保と診療体制の拡充で、放置されがちな中等度以上の症状に対処すること。三つ目は、行政、教育機関、企業が協力し、親子関係を支える環境整備、特に父親の育児参画の推進です。
更年期と向き合う家族の苦悩を、対策が不足する社会が無視して良いはずがありません。誰もが迎える生理的変化に対し、制度設計ひとつで生活全体が大きく変わる可能性を見過ごせないのです。この問題への無関心は、未来ある家庭の安定を犠牲にするに等しいと言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、母親の更年期障害が強いほど、子どもに悪影響が出るっていう趣旨だと理解したけど、母親に対して随分救いのない記事だなと思った。
身体がしんどい中、家事育児仕事に時には介護までやって、それでも子ども何か問題があれば母親のせいにされてるようで。何なら難しいタイプの子どもを持つ母親が、思い悩み過ぎて更年期障害をひどくさせてるパターンはないのかな?自分も長男の思春期の反抗期と、自分の更年期が重なった時は、理不尽な言動に強く言い返す気力もなく、次男がいなかったら生きることも止めてたかもしれない。
2、まさに我が家も更年期×思春期が重なっています。でもそれよりも最悪なのが、夫婦で更年期が重なっていること。男性更年期はまだそれほど注目されていませんが、うちの夫は50代になってから些細なことでイライラしたりブチ切れるようになりました。こっちだって、更年期や子育てで余裕なくてイライラなのに更に旦那のイライラもあって衝突することや険悪ムードになることも増えました。夫婦で更年期は最悪な組み合わせです。
3、親が更年期で大変な時期と、子どもが思春期で不安定な時期が重なるのは本当に大変だと思います。母親の不調が強い時ほど、子どもの孤独感やネット依存が高まるという結果もわかる気がします。
一人で抱え込まず、専門医に相談するなどして、頼れる人をつくることが大事なんだろうなと思いました。母親だけの問題にせず、父親や家族みんなで支え合える雰囲気が大事だと思います。
4、更年期は心身がコントロール出来なくなり本当に辛いが、思春期の子供も多分そうなんだよね。大人になれば子供の頃の気持ちを忘れてしまうが、多分当時は心と体の成長が凄かったんだろうな。更年期って、逆に成長が鈍化して行く感じなのかも。太る身体、無気力になる精神、感情のコントロールが出来ずイライラする日々。老いて行くのが凄く分かるし自覚する。思春期には未来があるが、更年期は果てしなく長いトンネルにいるような感じになる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/baa6fc2e5147fef46eba4704fde16dac31d4c7aa,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]