ソフトウェア業界では、2025年度2月までに195件の倒産が発生。2024年度同期(195件)に並ぶ10年最多水準であり、小規模事業者の淘汰が進む。特に「ソフト受託開発」では多層構造や価格交渉力の弱さが倒産の主要因で157件に達した。「パッケージソフトウェア業」では収益化の長期化と固定費増加が影響し、38件と2000年以降最多に。コロナ禍やコロナ後の需要変化、人手不足、開発費高騰も厳しい経営環境を悪化させている。一方でソフトウェア関連の需要は堅調だが、人材不足と賃上げの圧力が中小企業を引き続き圧迫する見通し。倒産企業にはスマホアプリ開発や実店舗向けシステム関連が含まれる。

今回のニュースは社会問題や制度的欠陥が顕著な内容であるため、批判型のスタイルでコメントします。
ソフトウェア業界の倒産増加は極めて深刻な問題です。
この背景には、多層的な業務委託構造が根付いた業界特性があります。大手の利益優先構造の中で、中小企業が原資を削られる形で淘汰されている現在の状況は、異常と言えます。
本質的な問題は、業界全体の仕事の分配構造と、それを支える制度の欠如です。契約プロセスが十分な透明性を欠き、中小企業が価格交渉や人件費確保で圧倒的不利になる点は見過ごせません。また、人手不足問題に対する戦略的アプローチの遅れも大きな要因です。
解決策として、以下の施策が必要です:
業務委託に関する取引公正性を確保する法律やガイドラインを厳格化し、大手と中小企業間の価格交渉力格差を是正する仕組みを設ける。中小企業向けの金融支援策を整備し、人件費確保や技術投資を支援するプログラムの強化。教育機関と連携し、専門人材を効率的に育成・供給する産学協働モデルの推進。現行制度の課題が放置され続ける限り、倒産増加は止まらず、結果として業界全体が停滞する恐れがあります。社会全体として、こうした不均衡を是正する努力が求められます。
ネットからのコメント
1、これはこれまで潜在していた日本のIT産業構造の歪みが表に出始めただけ。
土建業界よろしく多重下請け構造。そして素人を大量に雇って「人工」で稼ぐ。それで質の悪いバグだらけのシステムがリリースされる。つまり個人の能力に応じた対価を払う商習慣もなく、それを判断できる人間もいない。だから、IT土方ばかり増える。日本のITが世界に太刀打ちできない原因の一つです
2、プログラミングはもうAI化され、アメリカでは習った学生の就職先がなく、バイトをしていると話していたね。開発には多額の資金を投入するため、人件費の削減いわゆるリストラが頻繁に行われていて、若年層は特に影響を受けていると言われる。社会で活躍するために何を専門的に学ぶか。世界はそれに注目しているが、コロナ禍を経て急速にAIに動き出したアメリカ。日本はAI化に遅れ結局、AI社会でも経済復活は厳しくなり周回遅れになっている。大企業は外注するだけで、育てようとしないし、今だけしかみていない。持続可能な社会といいながら、人材は使い捨て。笑っちゃいますね。
3、富士通が「AIで要件定義から設計、実装、結合テストに至るまでのシステム開発の全工程を自動化し、3人月の開発案件を4時間で完了しました」とは発表したものの、それは約300件やってみたうちの、たまたまAIでのやり方にマッチした1件だけでした、というニュースがあったばかり。
既存の開発手法をどこまでAIに置き換えられるか、できないところは人力でもなんでも駆使して短期間で済ませられるか、柔軟に適応できないと生き残れない時代になったのだと思います。
4、ソフトウェア業界は一見好調に見えますが、実際の現場では多重下請け構造の中で価格交渉力の弱い中小企業がしわ寄せを受けている現実もあります。十分な利益を確保できないまま人材確保や人件費の上昇に対応するのは容易ではありません。DXが叫ばれる時代だからこそ、発注側も含めた健全な取引環境を整えないと、現場を支える中小企業が疲弊してしまうのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/98eb8fc2eb7dbd6ad05dd1f8766172ac2c806e0e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]