食品消費税減税案が検討されている。政府は2027年4月1%への引き下げを軸に、秋に法案成立を目指して準備を進める計画だ。首相は衆院選で消費税率ゼロを目標に掲げたものの、現行案では年間約6千億円を補助金で還元し「実質ゼロ」を目指す形とする方針。また、減税措置は2年間限定とされ、29年3月末まで継続の可能性が高い。一方で、税率変更に伴うレジ改修費や値札交換など小売業界への負担が懸念されており、業界側は決算時期を避ける対応を求めている。

この議論には鋭い批判が必要だ。本来の目的である「消費者支援」が形骸化しているように見える。1%減税案は「実質ゼロ」と説明されるが、その理論は極めて矛盾しており、消費者に与えるインパクトが不透明だ。年間6千億円の補助金で喧伝する「実質ゼロ」とは根本的に違う。ゼロ税率を実現する方針が選挙公約で掲げられていたにもかかわらず、わずか1%へ後退した点は信頼性に欠ける。

その背景にあるのは、企業側の負担軽減や税収維持のための妥協だ。しかし、これにより庶民の負担軽減という本来の目的が達成されるのか疑問が残る。具体策としては、実際のゼロ税率案への再検討、小売業界に対する十分な補助金による負担軽減、消費者の実感を伴う減税施策の透明性向上が必要である。
政治家が掲げた公約が、このように形骸化される事態を直視しなければならない。実質ゼロを基本理念として構造を再構築し、国民の負担軽減に真剣に取り組むべきだ。納税者に対する責任を、見せかけの数字で誤魔化してはならない。
ネットからのコメント
1、減税を2年間に限る消費税減税という前提ですが、直近の物価上昇に勢いも付いている状況においては、消費税減税恒久化を考えたほうがいいのではないでしょうか?そして、1%分に当たる補助金と言う名のばらまきこそ財源をよく考えてもらいたいものです。
ばらまくなら取るなという意見にも集約されるでしょうから、補助金先行だけは避けてもらいたいものです。ですので、そうであれば0%が可能になる時期も明示する必要があると思います。
2、消費税下げるとその分基本価格の方を引き上げられちゃうんじゃないかなぁ…それで二年後、基本価格が上がった状態に消費税ドンと来ても困るんですが。国が財源だけ失って、国民が店頭で購入する価格はほぼ変わらんとなると、かえって国民にしわ寄せが来る気がします。消費税って要は様々な保証制度に回って来る財源だし、他で税金増やされるのはたまったもんではない。最も不安なのは、日本において物価高対策として消費税を大規模に下げた前例がないこと。企業側から見れば「消費者の支払総額を大きく変えずに本体価格を修正するチャンス」とも言えますし、いよいよ物価上昇に歯止めが利かなくなるのでは。終わった後に、どんな反動が起こるかは全く不明。今のところは懸念点が多すぎて不安しかないです。
3、食品1%より全て5%の方がいい。可能であれば期限を決めずに、景気が安定して向上するまで。
今の案は物価高対策。それだったら一緒に景気回復も狙えて、中長期的な対策の、全て5%の方がいい。景気の気は気持ちの気。かなりデフレマインドになった現役世代に景気の良い気持ちになってもらうには、かなりの刺激を加えないと難しい。
4、家とか車とかのでかい額の買い物をゼロにしないと消費税のようなチマチマした額のものでは支出が減るという実感があまりない。それに、自販機の170-190円のペットボトルが1%になることによって10-20円安くなるのだろうか?安くならなければ、事実上の便乗値上げだからその辺もちゃんと確認してほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8fee665b024011fa31e8640f48a3644f64ca7fb6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]