10月10日、衆議院財務金融委員会において、田中健議員がNISAに関連した質問を行った。若者世代の間で「NISA貧乏」という言葉が広まりつつある背景を説明し、公的年金への期待感が薄くなる現状について触れた。具体的には、20代・30代の75%が年金制度に対して不安を抱いており、投資が優先される一方で消費が伸び悩む状況を指摘。これに対し片山財務相は、金融教育の重要性を訴えながら、「積み立て自体の目的化」について注意喚起し、中庸なライフプランニングや広範な資産運用の必要性を強調した。田中議員は、将来の不安に対応する政治的役割の重要性と金融リテラシーの向上を求めた。

現在の若年層が「漠然とした将来の不安」から投資に没頭し、「NISA貧乏」という状況に陥ることは、政府や社会が抱える構造的な問題を明らかにしています。公的年金制度への信頼欠如や、十分な金融リテラシー教育の欠如が背景にあり、若者は安定を求める一方で消費や自己投資を犠牲にしています。
この事態は深刻であり、単なる個人の選択や不安の問題ではありません。
まず、若者が自分のライフプランを描くための支援体制の整備が必要です。政府は、公的年金制度への信頼回復を目的とした制度改革を検討すべきであり、明確な将来の見通しを国民に示す必要があります。次に、金融経済教育の充実を図り、分散投資やリスク管理に関する知識を全世代に提供するべきです。さらに、投資以外の自己成長や消費を支援する環境づくりを推進し、若者が幅広い選択肢を持てる社会を目指すべきです。
この問題は、単に「お金」だけの話ではなく、人生そのもののデザインに関わっています。消費を犠牲にし、投資一辺倒の生活を強いられる社会構造は非常に歪んでおり、若者が不安から自信を持てる社会を作るためには、既存の制度を根本的に見直す必要があります。
ネットからのコメント
1、そんなもの個人の勝手だろ?目の前の楽しみに費やすのも自分自身に投資するのも株などに投資するのも恵まれない人達に寄付するのも、全て自分の判断だ。児童生徒への金融リテラシー教育はやるべきだと思うが、成人の判断について他がとやかく言う事ではない。
NISA自体は「株式投資と言う選択肢を増やす」意味において有用だが、それ以前に普通に結婚出産育児老後と暮らせるような収入を確保できるように最低賃金などをもっと見直すべきだろう。
2、実質賃金が下がり続ける社会で、安心して消費できると言う人が少ないのは当然でしょうね。先の短い高齢者ならまだある程度割り切って、趣味や自己実現の為の出費もできるでしょうが、将来が長ければ長い程無駄になる恐れのある事には手を出せ難くなってくる。その最たるものが結婚、出産です家計の安心はむしろ、デフレ時代の方がありました。インフレ転換後の値上げラッシュは家計の将来不安を増幅し、少子化を一層加速させ、本当の意味でのデフレマインドを増幅するものであると言うしかありません
3、若いうちからやっておけばよかった、と最大後悔しているのが投資です。20代の頃から毎月2万でも3万でも積立投資しておけば、20年30年したら莫大な金額になります。若い頃は自分の趣味にばかりお金をつかってしまいました。それはそれで楽しかったし得られる物も多かったけど。
質問した議員も最後に言ってますが、大切なのは金融リテラシーの教育です。私も教育を受けたかった。これからもっと力を入れるべきです。
4、NISAは企業型年金と違って途中で引き出せるから別にいいのでは。今のご時世で、将来賃金が上がることを前提に若いうちにお金を使う方が危険だと思う。「公的年金に期待しない」というのは自分も同じで、個人年金にも企業型年金にも入っている。自分への投資をした結果、収入が増えるとは限らない。というか今の日本にそんな期待感はない。そりゃ貯蓄方向の投資になるでしょう。もっとも、投資は基本的に余剰資金でやるもの。どの程度の金額ならば投資しても生活に影響が出ないか、ということは把握してから始めるべきかな。でも、それにしても途中で掛け金を見直せばいいし。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e427f866091e47e81c0d38a4c3f823bfcc788f5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]