中央大学の心理学研究チームが昨年12月、神奈川県警の協力を得て特殊詐欺の電話を再現した実験を行った。148人の心理学専攻学生が被験者となり着信応答から情報提供までの心理過程を調査。結果、25人が実際に電話に出たうえで、5人がLINE IDを教える直前まで騙されかけた。詐欺手法には「警察官を偽装する」手口が使用され、実験内容説明後にも関わらず、専門用語を交えた高圧的態度が学生の警戒心を低減させたことが判明。詐欺被害は高齢者に限らず若年層にも拡大しているとの考察が示され、注意喚起が求められている。

この結果を踏まえ、社会的な課題について鋭く論じます。
詐欺手口の巧妙さが若年層でさえ歯が立たない状況を浮き彫りにしていることは、社会の安全網が機能不全に陥っている証拠です。本来、教育機関や行政は犯罪認知力を高める環境づくりにもっと力を入れるべきです。
しかし現状、教育の場での具体的な詐欺対策指導は普及しておらず、警告の形式的な発信に留まっています。個人情報の管理には慎重であるべきという理念は十分浸透せず、若年層もまた詐欺被害者層に組み込まれつつあるのです。
解決策として以下を提案します。
年少者からの教育において、詐欺手口の具体例や心理操作の解説を義務化。携帯電話利用者向けオプションで「知らない番号ブロック設定」を導入。行政による詐欺事件のシミュレーション公開講座の推進および普及。詐欺防止は個々の警戒心のみに依存してはならず、社会全体の仕組みを改善する必要があります。若者が狙われる時代が訪れている今、放置するべきではありません。
ネットからのコメント
1、どんな集団でも「一人も引っかからない」という結果が出るのはなかなか珍しい気がします。本当に心理学の知識の効果なのかを見るなら、心理学専攻だけでなく理系や文系の学生など、別の集団でも同じ実験をして比較する必要があるのではと思いました。分野によって差が出るのかも興味深いですね。
2、「心理学を学んでいてもだまされた」などという見出しが、そもそも誤った認識で、騙されるかどうかというのは、学問とは全く関係のない事象です。
心理学という学問は、実験心理学や行動科学のような基礎分野から社会心理学や教育心理学のような応用分野まで多岐にわたっていますが、共通の科学的方法論としては、人間の行動について一定の法則性を見出し、それを何らかの理論に落とし込むというものかと思います。人の心を読むとか、その人が何をするかを予測するとか、そんな学問ではありません。
3、心理学で詐欺の手法を詳しく教えてるわけではないからしょうがないのでは?というかそもそも心理学を学んでいれば特殊詐欺を避けられるだろうという考えがおかしい感じがする。心理学という学問を何か別のものと誤解しているのでは?
4、これ体験してみたいなあ。知らない電話番号には出ないし、警察官から電話かかってきたとして所属と名前を聞いて警察署に電話するくらいの疑い深い性格であると自分では思うけど、そんな自分でも騙されるくらい巧妙なのかな。興味ある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/66a8880eb71d935a93e5307270a5b32b25d3b398,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]