大津市が待機児童問題に対応するため、幼稚園教諭と保育士の職務を「教育保育職」として統一する新制度に伴い、幼稚園教諭の給与を保育士水準に引き下げる条例案を提出しました。しかし、6000人以上の署名など現場からの反発を受け、本会議で否決されました。市議会では「現場の理解不足」や「時代に逆行している」との意見が相次ぎ、賛成わずか6人で審議は終了。待機児童解消策をめぐる適切な手法の欠如と労働者の待遇問題が浮き彫りとなっています。

この出来事は批判が必要と判断しました。
現状の説明と異常感:
大津市の幼稚園教諭の「賃下げ」条例案は単に議会で否決されたというだけではありません。待機児童問題の解消を掲げながら、幼稚園教諭の労働意欲や待遇を切り捨てる形となったことが問題の核心です。「教育保育職」の一本化は制度上の改革かもしれませんが、その改革が現場の声を無視し、結局のところ子どもたちにも影響を及ぼす可能性があります。
制度の欠陥と背景分析:
まず、賃金の引き下げに現場の理解を得られていない点が重大です。簿記的な帳尻合わせでは人材流出を招き、保育の質が下降するリスクを払拭できません。また、「全国最多の待機児童」を解決するのに、何故教職員への負担増と給与削減が正当化されるのか、その論理が脆弱です。背景には、抜本的な人員配置や財政支援の欠如があり、市の政策全体に戦略性が欠けています。
具体的な解決策:
教育・保育職の待遇改善を法定化し、財政負担への国や県の補助拡充を強く要望する。賃金引き下げではなく、多様な形態の雇用を認めるなど柔軟な人材確保を行う。現場の声を吸い上げるために、労使交渉を制度的に改善し、相互理解を図る仕組みを作る。価値観の対比と痛快な結論:
「待機児童ゼロ」を掲げつつも、現場職員に再三の負担を押し付けるのならば、それは持続可能な解決ではありません。社会全体が教育や保育を重視すると語りながら、その基盤を支える人々を蔑ろにする風潮こそが問われるべきです。質の向上を犠牲にしない新たな方針が求められる中身のない施策は、もはや市民を裏切る政治と言わざるを得ません。
ネットからのコメント
1、この否決、当然ですね。今までの水準が下がるような提案、よくするなぁって思う。保育士不足なら給与改善して保育士を増やすのが、最初に考える仕事かと。無理なら幼稚園教諭との統合は分かるけど、やるなら保育士の給与を上げるのが筋かと。資格給で分けることは可能だけど、どちらにしても何も考えられてない議案にしか見えない。
2、時代の流れに逆行している。当然だ。保育士さんの賃金を幼稚園教諭に合わせるべく、引き上げるのが真っ当な思考だろ?誰だよ、発案者・起案者・賛成者は?恥ずかしくないのか?世間は、都道府県別最低賃金の底上げに春闘毎の賃上げ。そうして、時代は進むのだ。今より下げてどうする?人様の大切な子供たちを預かり、歌や絵本に工作や家族以外とのお昼ごはん、遊びや昼寝におやつや保護者が迎えに来るまでの見守り、参観や運動会にクリスマス会やお遊戯会。散歩や少し遠くまでのお出かけ。保育園は、預けられた子供たちにとって親からは離れての、初めての集団生活をする場でもある。我が子をみるだけでも大変なのに、保育士さん1人当たりに対して我が子以上の子供たちをみる責任感。
体調は大丈夫か?ケガはしないか?園に不審者が入ってこないか?この条例案に賛同した大津市の関係者は、保育士さんの仕事役割の勉強から始めた方がいい。
3、保育士の不足は全国的な問題だから大津市なりの事情はあったと思うけど幼稚園の教員の給料を下げるのは悪手だと思う。子ども家庭庁の予算は約7兆5千億、ここから保育士の地位向上へもっと振り向けられないものかな。
4、前に話題になっていましたが、否決されたようで何よりです。この物価高の際に賃下げなど時代錯誤も甚だしいですし、そもそも保育士の給与が低すぎて保育士資格を持っているのに保育士をやっていない人が100万人以上いるという現実を何もわかっていない。議論をやり直して幼稚園の先生も保育園の先生も給与を同程度にして、お互い誇りを持って働けるようにしてほしいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9e112f252e983e14aa5f18015ed456439b577d16,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]