セ・リーグが2027年から指名打者(DH)制を導入することを決定した。この決定は4日に開催されたセ理事会で承認され、発表された。セ・リーグは50年以上にわたり、独自のルールを採用してきたが、交流戦の開始や国際試合の増加などの背景から、導入に傾いていた。これまでにも、12球団監督会議や選手会の意見交換を経て、セ・リーグのルールを国際基準に合わせるべきだという声が高まっていた。
特に、WBCなどの国際大会でのDH制採用を受けて、セ・リーグもこの流れに加わることを決めた。これにより、日本のプロ野球が世界基準に近づくことが期待されている。
セ・リーグがDH制を導入するという決定は、時代の流れに適応するために必要な一歩である。これまで独自のルールを守ってきたセ・リーグだが、交流戦や国際大会の影響で、その独自性が逆にデメリットになってきたのは否めない。今後、DH制を採用することで、選手の負担軽減や競技レベルの向上が期待される一方で、過去の慣習や伝統に対する抵抗もあるだろう。
とはいえ、時代に遅れることなく、国際大会と同様のルールを導入することは、プロ野球の競技性を高め、世界と競り合うためには不可欠だ。まずは、選手や監督たちが新しい制度に慣れ、最大限に活用できるような環境づくりが求められる。
また、ファンにもその魅力を伝える努力が必要だろう。
これからのプロ野球が、より競技性を高め、進化し続けるための第一歩だと言える。
ネットからのコメント
1、やっぱり、MLBでもナショナルリーグはDH採用したし、高校野球でも採用するのだし、大きな潮流はそうなっているのだから、日本のセ・リーグだけ流れに逆らうことはできなかったのか。ピッチャーも打席に入ることは昔から当たり前だと思っていたし、とくにアマチュア野球ではエースで4番が金看板のようなものだったと思う。異常気象で高温多湿が極まってきたし、ピッチャーの体力の消耗を減らすためには仕方がないような気もする。
2、投手が打席に立つことで8番(野手で一番打てない選手)と9番(投手)が連続することになりほぼ自動2アウトになるから、4~7番の誰かひとりだけアウトにすれば1アウト満塁で8,9番アウトで失点回避できるのが流石におかしいと思っていたのでDH制賛成。あと投手の打順で代打を送ると、先発がまだ投げられるのに早い回で降板する場合も多く、中継ぎ投手にしわ寄せがいっているのでその意味でもDH賛成です。
3、ついにこの時が来たかって感じですね。交流戦の通算成績でも、セ5球団が下位にずらりと並ぶ事態も発生してたからこの判断は、セにとってはこれ以上の~という事態は避けたかったかと。来年の1年間は、指名打者制導入の際の新たなルール作りに没頭しますな。
4、今オフからセ・リーグはDH候補となる選手の補強、獲得が騒がしくなるだろうな。来年オフは、そんな選手のFA宣言が増える可能性も。外国人選手の獲得は守備力は無視。とにかく打てる選手の獲得に偏ることだろう。一方、代打の必要が減るからその分リリーフを多くベンチ入りさせられる。その分、中継ぎの移籍市場も活発になるかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e142c185576662d72f54e84db6e9c9a9e0b88c7e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]