フリーランスから正社員に戻る人が増加している背景として、2024年4~9月の正社員への転職数がリクルートエージェントで5年前の2.8倍、dodaでも2.7倍に上ることが挙げられる。一方、フリーランス市場は拡大し続けており、2024年にはフリーランス人口が1303万人、10年前比で約40%増加した。背景には、コロナ禍の反動で市場成長が鈍化し収入面の厳しさが顕在化したこと、AIの台頭により一部の専門業務が代替されやすくなったことがある。また、企業が柔軟な働き方を整備し正社員への回帰がしやすい環境が整ったことも影響している。

フリーランスの成長機会には乏しい側面があり、教育や研修を受けられる正社員の優位性が再評価され、キャリアの流れに変化が起きている。AI時代における主体性や上流工程のスキルが重要視される潮流が、安定した成長環境を求める動機につながっている。
現在起きているフリーランスから正社員への回帰現象は、新しいキャリア選択の必要性を浮き彫りにしており、今後もその二極化がさらに進む可能性が高い。
フリーランス人口が40%増えつつも正社員に戻る人が急増する現状は、フリーランス市場の構造的問題を浮き彫りにしています。一見自由で稼げるように見えるフリーランスですが、社会保険や退職金、有給休暇といった福利厚生を全て自力でまかなう必要があり、収入面での期待に現実が追いついていないのが実情です。また、AI時代への移行で求められるスキルセットが激変し、教育を受ける機会に乏しいことがフリーランス働きの将来性に大きな課題を突きつけています。
解決には次の3つが不可欠です。まず、フリーランスが公平な条件で取引できる法規制を強化する必要があります。次に、未経験者が教育を受けながら業務に挑戦できる職業訓練の充実を図るべきです。最後に、企業と連携し、AI時代を見据えたキャリア設計を支援する枠組みを官民で整える必要があります。
自由な働き方が進む一方で安定を求める声が強まる現実は、選択肢が拡がる社会の「矛盾」です。
私たちは、自由と安定が「負担の押しつけ合い」に終わらない働き方改革を目指さなければなりません。社会全体での議論が今、求められています。
ネットからのコメント
1、私の会社で働いてる業務委託の方も正社員に戻った人がいます。でも、そういう人はかなり有能な人。そもそも正社員にまたなりたくても、なれない人の方が多い。ちなみに正社員になったフリーランスは、正社員になった後もウチの仕事も同時にやってくれるので、多分月収は80万〜100万になってる。フリーランスで生きていける人も一握りだし、さらに正社員とのハイブリッドで生きていける人は更に希少。そういう人材を何とか確保できるかどうかが、企業が生き残っていく鍵かも。
2、フリーランスで雇用されていたときより年収が5倍、10倍稼げるならいいけどまずそんな人はいません。雇われる身よりも自由を選ぶのはいいですが、経験者なら言うまでもなく福利厚生やボーナスは無くなり、身一つですから自分が体調不良で止まれば有給休暇も無いので収入も止まります。
唯一無二のようなスキルがあって仕事を次々依頼される立場ならともかく、こちらから仕事をくださいと頼むようなジャンルではほとんど需要はないです。知り合いで写真やハンドメイドジュエリーでフリーで活動してる人達がいますが、ほとんど仕事がなくてそれを補うためにバイトしてます。フリーランスの意味が無いですね。それぞれの分野で突出した才能でもないとフリーランスは難しいです。
3、昨年、フリーランス(士業)から正社員に戻りました。元々、独立志向があったわけでもなく、介護離職がきっかけのフリー転身だったし、能力的にも独立してやっていくレベルに無いことは自覚していたので、今は普通に働ける日常に感謝です。フリー時代はなんとか食べてはいけてましたが、国民健康保険料の高さ、厚生年金に加入できないことによる将来の年金受給額の低下などデメリットも大きかったですね。家のローン返済が終わってたので、その点は楽でしたが、自分のように家庭の事情で離職せざるを得ないこともあるので、普段からリスクヘッジはしておくべきだと思います。
4、フリーランスだったけど、インボイスが大きいような気がする。ただ、iDeCoとか小規模事業共済みたいので、節税は出来たかな。後は、これはフリーランス関係ないけど、ふるさと納税とか経費計上を税理士さんと相談してフル活用して。フリーランスは確かな腕と、孤独耐性がないと続かないだろうね。現場に入っても、本当の意味での味方はいないから。でも、それもそれで社内のイザコザとかに巻き込まれないし、やりたくない仕事、出来ない仕事は断る事が出来るから楽な部分もある。稼ぐだけ稼いで、しっかり運用して、さっさとFIREするのが得策
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/18e6733dd5f8a8ee11484ce09382d85f56dd8100,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]