7月30日正午現在、気象庁の津波警報・注意報を受け、全国各地で大規模な避難指示が発令された。北海道浦河町では、4982世帯・1万463人に対し、最も危険な「警戒レベル5 緊急安全確保」が発令。一方、北海道から沖縄までの太平洋沿岸21都道県の207市町村では、計92万2166世帯・190万5596人に対して「警戒レベル4 避難指示」が出されている。
津波への備えとして、かつてない規模の避難体制が取られている。
かつて津波で多くの命を失った日本において、このような大規模な避難指示が出されるのは当然の対応だ。しかし、現実には高齢者や障がい者、交通弱者への支援体制が十分とは言えず、地域差によって情報伝達や避難誘導の質にもばらつきがある。これが命の格差を生む。
本質的な問題は、防災計画の“想定内”に依存した形式的対応にある。抜本的な改善として、①要配慮者の移送支援システムの全国統一化、②住民参加型の定期的な津波避難訓練の法制化、③避難指示のAI自動発令とリアルタイム翻訳による外国人対応強化、が必要だ。
人命は、迅速な判断と平時の備えによって守られる。「警報を出したから責任を果たした」という態度では、また同じ悲劇を繰り返すことになる。守るべきは手続きではなく、確かな避難と一人ひとりの命である。
ネットからのコメント
1、何も無かったら批判する人が居るのが残念だね。以前、気象庁の方が予測が当たらないのが嬉しいと言っていたが、その通りで予測が当たる=災害があったと言う事。100%当たる予測なんてできないわけで、当たらなかった事を批判するとか意味不。
2、実態以上に危険性をアピールしていることもある。だけど、逆よりははるかにまし。防災は準備して空振りはいいけど、見逃しは命の危険になるのだから。
3、津波警報・注意報が出ている間は、たとえ波が小さくても油断せず、高台や安全な場所へ避難してほしい。情報をこまめに確認し、早め早めの行動が大切です。東日本大震災の教訓を忘れずに、命を最優先に行動してほしい。一日も早く警報が解除され、みなさんが無事に帰れることを願っています。
4、たった30センチの津波でも、直撃すれば、人はもとより、車さえも破壊する威力です!今後も引き波や満潮により高さと威力が増してくるので、警報が解除されるまで、避難を続けましょう!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2122e0f53fd77638c99122a68bedc155a10555f4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]