2018年5月から2023年10月にかけて、国内未登録の状態で海外プロジェクトへの出資を勧誘したとして、6名が警視庁に逮捕されました。このグループは「グローバルインベストメントラボ」の実質的トップを含む組織で、1000人規模の勧誘員を使い、約7300人から合わせて約870億円を違法に集めたとされています。勧誘時には「元本保証」や「毎月1%の配当」という安心感を示し、セミナーなどで資産運用希望者を集めていたとのこと。2022年6月に関係先への家宅捜索を経て、警視庁が捜査を進めていました。

グローバルインベストメントラボによる一連の無登録・違法な出資勧誘は、金融取引のルールを軽視した典型的な詐欺手法の可能性が高い事件です。投資への信頼を提供すると称し「元本保証」「高配当」を前面に出し、健全な運用のように装って多数の勧誘者を動員する仕組みは、法の網目を悪用した巧妙な手口と断じざるを得ません。
そもそもこの手の事件が発生する背景には、金融業界の監視体制の脆弱さと、投資者への啓発不足が隠れています。国がしっかり未登録企業の動向を追跡し、詐欺を未然に防ぐシステムを整備しなければ、同様の事件は繰り返される危険があります。また、一般投資家への教育不足も一因。不確かな情報に惑わされず、冷静にリスクを評価する判断力を育てる取り組みが不可欠です。
具体策として、第一に金融庁を中心として未登録企業への監視を強化し、無許可での資金調達活動が疑われる場合速やかに調査を実行する仕組みを作るべきです。第二に、投資セミナーや広告の内容に法的厳格さを課し、不正確な情報の拡散を規制すべきです。第三に、一般市民に対する金融リテラシー向上キャンペーンを推進し、詐欺の見分け方や警戒すべき投資の兆候を定期的に啓発することが重要です。
このような事件が放置されると、社会全体の信頼を著しく毀損します。健全な経済は透明性と公平性の上で成り立つという原則を再確認し、一人ひとりが注意し、社会をより安全にする方向へ舵を取るべきです。
ネットからのコメント
1、元本保証で毎月1%配当という時点で、かなり警戒すべき案件だったと思う。年利にすれば単純計算で12%になるうえ、元本まで保証するという話は、通常の金融商品としては不自然に見える。しかも無登録で海外金融商品を勧誘していたのであれば、投資というより、仕組みの分かりにくさを利用した資金集めに近い。セミナーや紹介で広がる案件ほど、身近な人から勧められて警戒心が薄れやすいのも怖いところだと思う。投資で最も危ないのは、「高利回り」「元本保証」「海外案件」「限られた人だけ」という言葉がセットになっているケース。利回りの高さよりも、登録業者かどうか、資金の流れが説明できるか、なぜその利益が出るのかを先に確認すべきだと思う。
2、なるほどね、債券ということで日本国債と似たようなもので満期まで持てば元本は棄損せず、月に1%という見かけは低い利率で分配金を得られるという仕組みだったのか。こういう内容を巧みなトークで信用させ、ある程度の参加実績があれば、信用する人は増えてくる。どうせ自転車操業でマッチポンプなんだけど、カモを捕まえ続けている限り配当は出来る。
今まで散々繰り返されてきたポンジスキームなのだけど、料理と同じく味変すれば、いつの時代にも、ある程度通用してしまうということ。忘れかけていた教訓がある記事ですね。
3、勿論、騙す方が悪いのですが、これだけメディアなどでも注意喚起がなされている中では騙される方にも一定の落ち度があるのではないかと考えます。違法な投資セミナーへ潜入して主催者を追及する動画を見ると、参加している方の多くが騙されるべくして騙されているように見受けられます。外国人による犯罪も多くなってきている中、私たちはより高い防衛意識を持つ事が求められてきているように感じます。
4、債権への投資で元本保証で更には毎月1%の配当を行うなどちょっと調べれば違法行為で詐欺だと分かるはずなのに、なぜこんなに多くの人が騙されてしまうのか。簡単に儲かる話などないし、うまい話ほど詐欺を疑うべきなのに残念なことだ。もうこの800億円は戻ることはないでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/172d1222180524215b4ce6a9bb067040b86d0f5a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]