イスラエル首相 ネタニヤフ氏が秘密裏にUAE訪問
イスラエル首相府は2月末からの対イラン戦闘中に、ネタニヤフ首相がアラブ首長国連邦(UAE)を秘密裏に訪問し、ムハンマド大統領と会談したことを発表。「歴史的な突破口」と称されたが、UAEはこれを否定している。報告によると、UAEはイランから攻撃を受けた際、イスラエルから国外向けとして初めて防空システム「アイアンドーム」を供与されており、両国間の関係が急速に深化しているとみられる。一方、UAEは4月上旬にイランをひそかに攻撃したとされ、これらの一連の動きにより、中東の緊張がさらに高まる可能性が懸念されている。

ネタニヤフ首相の訪問が公表された背景には、イランをけん制し対抗する姿勢を国際的に示そうという狙いがあるようだ。
異常な秘密外交と中東の不安定化
今回の一件は、秘密裏の外交が中東の緊張をさらに高める典型例と言えるでしょう。
ネタニヤフ首相の訪問とその公開には、「歴史的な突破口」という美辞麗句がつきまとっていますが、本質はイランへの対抗を過度に強調した動きを正当化する試みと見受けられます。国家間の関係強化が透明性を欠く形で行われれば、信頼性の損傷や地域の不安定化を招くのは当然です。
背景にある問題として、秘密外交による合意の進行が挙げられます。これにより国民や国際社会に正確な情報が共有されず、結果的に影響を受ける一般市民が犠牲になります。また、武器供与や攻撃の報復合戦は早晩、さらなる衝突を生むだけです。一部の報道ではUAEがイランをひそかに攻撃したともされており、このような背信的な動きは長期的な平和の構築を阻害します。
具体的な改善策として、まずは軍事供与および攻撃の詳細についての透明性を確保することが必須です。次に、国際協調の場を設け、他国へのけん制目的の外交規制を議論する必要があります。また、長期的には中東の安全保障協定を強化し、秘密主義を減らす仕組みを構築することが求められます。
強固な同盟や戦略的な交渉が時に必要とされるのは事実ですが、それが秘密裏に進行し被害がこぼれ落ちていく構造が許されるべきではありません。
真に歴史的な進展は、隠蔽されたやり取りからではなく、平和的なプロセスから生まれるものです。それを無視するならば、地域の緊張は泥沼化するだけでしょう。
ネットからのコメント
1、イスラエルにとって、イランを共通の敵に設定することは、アラブ諸国の関心をパレスチナ問題から逸らすための有効な手段でした。アラブがイスラエルと対立していたとき、イランは米国とイスラエルの支配下にあり、アラブの牽制役を担っていました。かつてアラブ諸国は「イスラエルを認めない、交渉しない、和平しない」という「三つのノー」で結束していましたが、UAEの決断はその枠組みを事実上解体しました。UAEに続き、バーレーン、モロッコ、スーダンも国交正常化に動き、イスラエルはアラブの包囲網を内側から崩すことに成功しました。イスラエルが得意な分断工作にまんまと載ってしまったのです。そして、UAEとサウジアラビアは、どちらが親イスラエル(米国)であるかを個別に競い合う関係に仕立てられています。
2、昔の「アラブ vs イスラエル」という単純な構図ではなく、今は「イランをどう抑えるか」が中東政治の大きな軸になっている。
UAEがイスラエルと接近しているのもそのため。もちろんパレスチナ問題は消えていないが、湾岸諸国は理想論より現実の安全保障を優先し始めているように見える。ただ、その先に「イスラエルの地域的影響力が強くなりすぎること」を湾岸諸国がどう考えているのかは気になる。
3、ネタニヤフがUAEを訪問、UAEはOPECを脱退した。ダンピング料金で原油を販売することとなる。原油は下がるが、サウジアラビアは激怒。イスラエルの首相が自身の汚職裁判停止の為に、アメリカのトランプ大統領をエプスタイン問題の弱みを握り脅して参加させ、イランに対するサプライズアタックをし、始まったイラン紛争で原油は高騰した。イランは戦力で劣る故ホルムズ海峡封鎖と近隣諸国への石油施設爆撃で、原油危機を起こす非対称戦に打って出たのだ。すると世界中の国々が原油高騰で怒り、イスラエルやアメリカを不良国家として距離を置きつつ、アメリカとのデカップリングなどの外交を展開し始めた。たった一人の独裁者によって世界中が大迷惑を被るこの構図、21世紀にもなって恥ずかしくないのですか。
世界中はアメリカ、イスラエルに怒りの声を上げよ。勿論平和裏にデモをする自国民を射殺するイランも大概である。
4、激化する対イラン情勢の中で、UAEとの対話が維持されている点は注目に値します。今はとにかく、この「秘密裏の動き」がさらなる戦火の拡大を防ぐための外交努力であってほしい。世界の安定を願うばかりです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b56086d299bfeddb5e914ed2419ddc54e78cef41,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]