10月31日、東京・大田区総合体育館で行われたWBA世界バンタム級挑戦者決定戦で、同級9位の井岡一翔が同級11位のマイケル・オルドスゴイッティを4回2分42秒で左ボディーでKO勝利を収めた。しかし、指名された井上拓真は会場を後にし、試合を観戦したWBA王者の堤聖也は状況に苦笑した。井岡は井上拓真と堤の両選手との対戦を希望し、一番の目標は来年5月の東京ドームでの試合での盛り上げだと語った。
試合後も複雑な心境を吐露しつつ、勝利を続ければ対戦の機会が訪れると前向きな姿勢を示した。

井岡一翔の挑戦者決定戦は、ボクシング界の制度に一石を投じるものとなった。本来ならば、井岡は堤聖也との対戦を待つべき立場にあったが、試合後の発言は井上拓真との対戦希望を示した。この状況は、挑戦者決定戦の意義が揺らいでいる現実を如実に表している。まずは、挑戦者決定戦の制度自体を見直す必要があるのではないだろうか。本来のルールに則った形で、戦うべき相手と対戦することで拳を交わし、その結果がランキングに反映されるシステムの整備が求められる。また、試合に関連する情報を全ての関係者に正確に伝達する組織的な努力も必要だ。さらに、選手たちにとって公平な機会を保証することが、スポーツの健全さを保つために不可欠である。
ボクシングの美しさは、選手の努力とその上に成り立つ公平で透明な制度に宿るものである。よって、制度改革を通じて、本来のスポーツの価値を取り戻すことが求められている。
ネットからのコメント
1、井岡からすればパンチのある堤より井上拓真の方がチャンスがあるという事だな。でもWBAの挑戦者決定戦に勝ったのに他のチャンピオンを指名するのはね。最初からWBCの挑戦者決定戦にすりゃ良かったのに。これは視聴者も皆そう思っている。
2、ファイトマネーと注目度を考えたら、井上vs中谷のアンダーカードで井上拓真とマッチメイクしてもらいたいのでしょうね。恐らく大橋会長も乗り気になるんじゃないかな。しかし、堤としてはボヤくのは当然。「俺を舐めるな!」と言いのが本音だと思います。私は見てて一番面白いのは堤の試合です。頑張れ、堤聖也!
3、いくら複数階級制覇してるレジェンドでもWBAの挑戦者決定戦で戦っといて堤チャンプではなく井上拓真と戦いたいって、そりゃ堤選手のプライドも傷つくでしょうよ。記者会見では大分言葉を選んで説明してたが、それにしても失礼まあ悪気はないんでしょうが、東京ドームで一緒に盛り上げたいって気持ちは本当だと思うし
4、井岡選手本人の意向もあるし拓真選手もドームという大舞台に相応しい相手が必要なのは分かります。しかし井岡選手は今回批判されながらもバンタム級初戦でWBA挑戦者決定戦のチャンスを貰った身、試合後WBCの王者に挑戦したいと公言するのはWBAや堤選手に対して失礼ではないでしょうか。井岡選手からすれば拓真選手は相性の良さそうな技術タイプだし勝てば井上尚弥選手より先に日本人初の5階級制覇となる大チャンス…ではあるんだけどボクシングファンとしてなんかモヤモヤします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef7d60fbd5b2f793df944d0d9105613f30da1cf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]