タイとカンボジアの国境で再び激化した軍事衝突は、27日に両国の国防相が停戦に合意したことにより、一時的な終息を迎えました。現地時間正午、日本時間午後2時からの停戦後、72時間の維持が確認された場合、タイ側で捕虜となっているカンボジア兵18人が解放される見通しです。さらに、ASEANの停戦監視団が状況を確認することが発表されました。
今年7月の軍事衝突後、アメリカのトランプ大統領らの仲介により和平合意に至ったものの、今月初旬より交戦が再燃。これまでに80人以上の死者を出しており、日系企業の操業停止など経済的影響も顕著です。今回の停戦合意が恒久的な和平の道筋となるか、各方面の注目を集めています。

タイとカンボジアの停戦合意において、最も議論すべきはその不安定な和平のプロセスです。両国の外交関係者は、早急な緊張緩和を目指す一方で、単なる表面的な停戦に終わらせてはならないという責任を負っています。まず、合意が破られないよう、ASEANを中心とした地域的な停戦監視の強化が必要です。また、国際的な圧力を背景に、微妙な平和プロセスを乗り越えるため、継続的な対話の場を設けるべきです。さらに、現地の経済復興を進めるため、国際社会が連携して安定的な投資環境を整備することが求められます。
さもなければ、今回の停戦はただの一時しのぎとなり、両国民の未来に深刻な打撃を与える可能性があります。平和の構築は単に戦火を止めるだけでなく、人々の生活基盤を再建するステップであるべきです。
ネットからのコメント
1、度々交戦があり度々停戦する。今回は長期的に続くと思っていたがトランプの圧力が大きな影響があったのかなと思う。カンボジアはほぼ、中国に侵され中国の言われるがまま。タイとカンボジアが戦ってもカンボジアが負けるのは言うまでもないが隣国との争いはどこの国でも起きることだろう。ただ、どこの国でも命を犠牲にされている方がいることを忘れてはならない。
2、まだ直行便が無かった25年前にバンコクでトランジェントしてカンボジアに行きました。アンコールワット、アンコールトム等を観光して感動した大好きな国です。その時も日本からのODAで発展途上でカンボジアの皆さんはそれを良く承知していて感謝されました。その後、折角の経済発展が戦争により止まってしまうのが何とも勿体なく思います。このままずっと停戦することを祈念いたします。
3、この時代、武力による争いは双方にマイナスでしかない。
あらゆる行為が映像で残る時代は、物理的な攻撃は国際社会から理解を得られない。対話だけでは解決しないこともあるが、ギリギリまで武力衝突を避けるべき。
4、原因は領土戦争です。その原因を作ったのは19世紀にカンボジアとタイの支配していたフランス。そのフランスの国境の線引きが今日迄のタイ・カンボジア戦争に繋がります。イギリスもですがそこまで無茶はしなかったようです。フランスがこの元凶なのに調停に立つべき存在です。世界の領土戦争の1/3以上はフランスとイギリスが元凶です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/af8ed2fc295d3a70803f6806bf5934480dc03a1d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]