長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑では、温泉に入るニホンザルが観光名所となっています。しかし、観光客の急増(1日最大3000~4000人、主に外国人)とマナー違反が多発しているため、入場を制限する方針が発表されました。事例としては、サルにエサを与える、触る、さらには一緒に温泉に入ろうとする迷惑行為も報告されています。混雑緩和を目的に、8月から事前予約制が導入され、1日2000人に入場を制限する予定です。また、近年観光地全体でオーバーツーリズム問題が顕著で、京都や富士山周辺でも地域住民への悪影響が指摘されています。

地獄谷野猿公苑を取り巻く状況は、日本が直面する観光業の抱える課題を象徴しています。温泉に入るニホンザルという特異な観光資源が、世界中からの関心を集めているのは誇るべきことです。しかし、観光地として持続可能性を欠いた運営は、サルへのストレスや安全管理の課題を引き起こし、最悪の場合、観光地としての価値を失いかねません。
入場者の行動をモラルに頼るだけでは限界があり、今回の入場制限は必要な措置と言えます。しかし、それだけで十分とは言い切れません。第一に、公苑のルールを徹底的に周知するため、多言語対応の案内体制と規制標識を強化するべきです。第二に、サルに対する接触行為の監視体制を拡充し、違反行為に対する罰則を明確化する必要があります。第三に、サルの生活環境を守るために、公共交通機関の強化などで集客方法を最適化し、物理的・精神的ストレスを軽減する工夫も重要です。
観光資源を持続可能に活用するには、自然と観光産業の調和が何よりも大切です。観光地の価値を守りながら、訪れる人々に満足感を提供する取り組みを進めることが、この美しい風景と文化を次世代へと引き継ぐ道であるべきです。
ネットからのコメント
1、こういう迷惑行為は、いつまでたっても減りませんね。サルと一緒に温泉に入ろうとするなんて論外ですし、餌を与えたり触ろうとしたりするのも動物にとって危険です。一部の観光客のせいでルールが増え、結局困るのは地元の人や普通に観光を楽しみたい人たちです。
ここまで問題が続くなら、入場制限だけでは足りないと思います。違反したら即退場、高額な罰金、悪質なら再入場禁止くらい厳しくしてもいいでしょう。外国人料金を設定したり、混雑する時期は人数をもっと絞ることも必要だと思います。観光客を増やすことも大事ですが、それ以上に地元の生活や自然環境を守ることが優先です。日本の観光地は誰でも好き勝手に遊ぶ場所ではありません。ルールを守れない人には、それなりの対応をするべきだと思います。
2、円が弱くなってから日本に来る外国人旅行客の質の低下が著しい。市川動物園でサル山に入ったり、新宿のコンビニで金払わずサンドウィッチとか食べ始めたり、狭いスーパーの中で中国人の子供が走りながらカートを押して遊んでたり、公共の場所で座り込んだり。日本人がどれだけ我慢強くてもいい加減嫌になる。政府は外国人から金を取れればいいんだろうが、自国民にどれだけ我慢を強いるのだろうか。こういう施設も外国人用の値段を高めに設定し人数をもっと絞ればいいと思うし道路の右歩き左歩き、電車での大きな会話、店でのマナーなど、細かいマナー本を観光客にきちんと作って渡してほしいくらいだ。
3、世界で唯一、温泉に入るニホンザルを観察できる場所として有名なのが、長野県の「地獄谷野猿公苑」です。厳しい冬の寒さをしのぐための知恵として温泉に入るようになり、主にメスや子ザルが入浴し、オスは群れを守るため外で警戒しています。又、サルは人間と比べ汗腺が少なく汗をかきにくい為、雪の中へ戻った後も、湯冷めする事が少ないのだそう。この様に、極寒の真冬を生き抜く知恵として、マナーと家族を守って入浴しているのです。それなのに、触ったり、挙句の果てには、一緒に入浴しようとするとは。人間だって、知らない人に入浴中に触られたりするのはイヤな筈です。サル者は追わず。が一番だと思います。
4、毎年2月に夫婦で野猿公苑に行ってましたけど、来猿者が増えて戸惑うこともありますけど、記事の通りマナーが悪くなったので何年か前から行かなくなりました。人数制限はやむを得ないと思います。一定のルールの上で野生動物と接することが許されるのですから、強制退場を含めて検討すべきです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bf62e3d2f4c64ee354e195521b3557e85dbb00d6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]