8月2日、神宮球場で行われたヤクルト戦で阪神が5対1で快勝し、貯金は今季最多の23に到達、優勝マジックは再点灯して35となった。試合では小幡竜平が2本塁打、高寺望夢が2号ソロ、佐藤輝明も自己最多となる27号本塁打を放ち計4本塁打を記録。さらに8回、佐藤が申告敬遠された直後、大山悠輔が右前適時打で49打点目を挙げ、リーグ3位タイに浮上した。
大山はリーグ2位の得点圏打率.361を誇り、勝負強さでクリーンアップを支えている。
勝負所で佐藤輝を敬遠させないほどに存在感を放つ五番・大山の姿勢は見事だ。四番に責任を集中させず、チーム全体で負担を分散する考えはチーム競技の本質を突いている。だが一方で、個の記録ばかりが強調される風潮が残っている現状は惜しい。制度的にもメディア報道も「打率」「本塁打」ばかりを前面に押し出し、打点や貢献度を正当に評価しないのは大きな欠陥だ。今後は①得点圏打率や勝利貢献度を正式指標化②メディアやリーグが貢献度を積極的に発信③個人賞も「チーム貢献賞」など新設し広める、など具体策が必要だ。結果だけを切り取る時代から、過程を讃える野球文化への転換こそが真の成長と言えるだろう。
ネットからのコメント
1、大山は金本さんと出会い「ツーストライクからは別野球」を徹底的に叩き込まれた。
先日、廣岡さんも記事で興味深いことを書かれていた。「大山は追い込まれてからの打席が楽しく、注目している」さすがの着眼点だと思った。大山が毎年のように得点圏打率が高い理由って、多分、追い込まれてからの打撃があるからこそだと思う。変に力まず、逆方向を意識できるから、チャンスでも打てる。改めて、残ってくれてありがとう。
2、インコースを三塁側に引っ掛けるのではなく、詰まりながらでもセンターからライト側に持っていけるのが大山選手の持ち味。投手からしたらダメージが大きい打たれ方。春先はイマイチの成績だったが、3番森下4番佐藤輝が結果を残していて目立たなかった内に、調子を上げてきて阪神の独走に繋がった。優勝に向けてますます調子を上げてくるはず。
3、福留の存在が大きかったって自分で言ってたもんな。今度はそれを大山がやる番。率はそこそこ、長打もそれほど。だけどあまり目立ちはしないが昨日のような展開の1本はHRと同じくらい価値がある。そういう1本がチームとしても藤川の狙いとしても価値があるだろうから今後もチャンスの1本を期待したい。
4、率はそこそこでホームランも多くない。けどここぞというところで仕事をする。個人的には大山の4番を見たいのだけど今の戦力からすると森下佐藤の後がベストなんやろね。ほんで何より全力疾走が素晴らしいよ。大山が素晴らしいのは当たり前としていろいろ言われるし賛否あるけどこれは金本の功績やと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3ac865c882358d7453fd303249d94068288e1aa3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]