ソニー生命社員による顧客金銭詐取疑惑が浮上しました。同社の調査によると、複数の社員が「投資で資金を増やす」と偽り、顧客から金銭を受け取っていた可能性があるとのことです。同社への相談がこれまでに20~30件寄せられており、現在詳しい調査が進行中。また、今年3月には元社員が100人以上の顧客から運用を目的に12億円を集め、私的流用で未返済が発覚。生命保険業界全般においても、プルデンシャル生命社員による同様の巨額詐欺事件が報じられており、特に「フルコミッション型」報酬制度が背景にあるのではとの指摘がなされています。

この事件は生命保険という、信頼が前提の業界で再三にわたって詐欺が発生している点で看過できません。一部の不正が全体の信頼を揺るがしかねない現実が非常に異常です。
本質的な問題は、「フルコミッション型」報酬制度が社員に過剰な圧力を与え、不道徳な行動に駆り立てる構造にあります。
誠実さが評価されにくい競争型の仕組みが、顧客の信頼を犠牲に業績を追求する風土を助長しているのです。
解決に向けた具体的な提案として、まず、報酬体系の見直しが急務です。完全歩合制を廃止し、倫理的行動に報奨を与えるインセンティブ制度に切り替えるべきです。また、内部調査の強化を目的とした第三者機関の定期的な監査を導入することも不可欠。さらに、顧客への金融教育を推進することで、詐欺被害を未然に防ぐ啓発活動を進める必要があります。
信頼こそが生命保険業界の基盤です。それを損なう行為を防ぐ努力を怠れば、いずれ誰もがその代償を払わされることになるでしょう。業界全体がこの危機感を共有し、今すぐ改革を始めるべきです。
ネットからのコメント
1、インターネットで正しい情報を得たり、AIによってもアドバイスがもらえる時代に、アナログなライフアドバイザーが窮地に立たされそうですね。保有資産や家族関係やライフプランまで信じて話しているのに、それらの情報をもとに金銭を搾取してくるのでは・・・。そもそも生命保険アドバイザーの給与体系が成果報酬という時点でビジネスモデルとして無理があるのではないでしょうか?
2、プルデンシャルと類似の事案が繰り返されるのは、本当に個人だけの問題なのでしょうか。不正をした本人の責任は当然重い。ただ、これだけ同様の構図が続くのであれば、個人の資質だけでなく仕組みの側にも目を向ける必要があると思う。フルコミッション型は成果を生む一方で、数字が倫理を押し潰す圧力にもなり得る。 その中で何が起きているのかを見なければ、再発防止にはつながらない。組織が本当に見るべきなのは成績そのものではなく、その成績がどう作られたのか。その視点を持てるかどうかが、信頼を取り戻せるかの分かれ目ではないでしょうか。
3、プルデンシャルにジブラルタル、そしてソニー。全部元々はプルデンシャルから別れてできたような生保会社ですよね。そんな関係もあってプルデンシャルのやり方が色濃く残っているのかも知れないですね。もしそんなの関係なく、単に同時多発的に起きているのだとしたら、この三社に限らず日本の生保会社でも調べてみれば同様の事件が出てくるかもしれないですね。もちろん第一で超高齢のお婆さん営業が顧客のカネをバンバン取り込んでいたという事件がありましたけれども。
生保の営業って、悪いことをしようと思えばやりやすい仕事なのかもしれませんね。
4、>ソニー生命も、プルデンシャル生命と同様、「フルコミッション(完全歩合)」型に近い報酬体系を採用している。ソニー、と名が付くから安心・・・とは、ならないのですね。プルデンシャルと実態は変わらないのかもしれません。完全歩合型だと、手っ取り早く稼ぐために、不正に手を染める人も出てくると思います。そういった報酬体系にしている企業側にも、大きな責任があると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce749fbf4017817fc981f38f14466d14cd1024d0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]