第一段階：概要

2025年7月25日、静岡県掛川市の大型商業施設「ミソラタウン掛川」のＡ棟が耐震性不足を理由に閉鎖され、施設の運営会社「フジ都市開発」がその事業を、設計・施工を担当した大和ハウス工業に譲渡したことが明らかになった。Ａ棟の基礎杭が岩盤に届いていなかったことが原因で、2024年11月に閉鎖された。この施設は2023年5月にオープンし、服飾店やカフェが入居するＢ～Ｄ棟は営業を続けている。

大和ハウス工業は、Ａ棟を鉄骨2階から平屋に建て直し、2027年春の再開を目指すと発表した。譲渡額は非公開である。

第二段階：批判型コメント

この問題は、単なる建設ミスにとどまらず、深刻な社会的問題をはらんでいる。耐震性不足という致命的な欠陥を抱えた施設が、わずか1年で閉鎖されることになった事実は、計画段階でのチェック体制が極めて甘かったことを意味している。岩盤に届いていない基礎杭という欠陥が、なぜ完成した段階で発見されなかったのか。建設業界における安全基準と管理体制の緩さを露呈しており、消費者や地域住民の安全が蔑ろにされている現状は許しがたい。

本問題の根本原因は、施工業者である大和ハウス工業と、それを監督するべき行政のチェック体制にある。まず、建設前の徹底的な検証が欠如していたことが最大の問題である。

さらに、施工ミスが発覚した際の対応が後手に回り、最終的には施設の事業譲渡という形で責任を果たすことにしたが、その詳細な経緯や譲渡額が公開されていないことも不透明さを感じさせる。

今後、業界全体で再発防止策を徹底的に見直す必要がある。具体的には、建設前のチェック体制を強化し、施工過程での定期的な監査を義務化すること、さらに、万が一の問題発生時には迅速で透明な対応を行い、住民と消費者への十分な補償を行うべきだ。

ネットからのコメント

1、大和ハウスともあろう企業が、よりにもよって静岡で耐震性不足の建物を作るとかありえないでしょ。発注者が納得する方向でおさめるのが当たり前だね。

2、遠鉄ストアは休業中と聞いています。なので開業してもらえると近隣住民は助かりますね。通勤にあの道を使う人は帰りに買い物が出来るから、少し買い足したいとかで寄れるから助かるでしょう。近くにトライアルが開店したけど、ドンキやコスモスの取り扱い商品にも、買い物客の好みがあるから選択肢がたくさんある方がいいですよね。2年後のオープン楽しみにしてます。

3、普通に発注して『完成した物件に問題有りますが手直しや補強すれば問題無く使用出来ます』は普通に受け入れられたいよね建て替えか買取りが最低限の対応だけどね休業補償や遅延補償なんかもされてても不思議ではない…

4、逆川の河川敷みたいな低地で14センチ沈下して閉鎖した店です。横浜のマンションも杭長が足りず沈下して傾き三井は建て直しました。海や川の近くは砂地ですから杭があまり効かない。全杭のボーリング調査はしないから推計になり杭によっては足りないところも発生します軟弱地盤は揺れが2.5倍になるため輪島のビルの半数で杭が破断して傾きました。東京は中央区、江東区、江戸川区などは元々は湿地や干潟でした。だから関東大震災で壊滅していますそんな場所に晴海や豊洲にタワマンを建設している。産廃処分場の晴海や築地あたりは多分震度7になると杭は破断して傾きます。傾いたら想定外と言うのでしょう