高市早苗氏が憲政史上初の日本女性首相に選ばれた結果、G7で女性首脳がいないのは米国だけとなった。今年6月時点では、国連加盟193カ国中27カ国が女性首脳を有しており、イタリアのメローニ首相やメキシコのシェインバウム大統領がその代表例。女性が首脳職に初めて就いたのは1960年のセイロン、以降もインディラ・ガンジーやサッチャー首相など歴史的に著名な女性が続いてきた。
90年代からはその数が増加、2005年に登場したドイツのメルケル首相は16年の長期政権を築いた。ピュー・リサーチ・センターの調査によれば、女性がトップを務めたことがある国は60カ国で、女性国会議員の比率は欧州・北米が33%と高い。
今回の女性首脳の状況は、依然として米国が女性リーダーを輩出していないという事実を浮き彫りにしています。これは単なる偶然ではなく、深刻な社会制度の課題を反映しています。まず、政治における性別の壁は、人材の多様性を欠き、不平等を助長する負のサイクルを作り出しています。さらに、過去の制度的バイアスが積み重なった結果、女性が政治リーダーとして登壇する機会が制限されています。解決には少なくとも三つのステップが求められます。第一に、教育と啓蒙活動を強化し、男女平等の意識を次世代に育むことが必要です。
第二に、制度改革を通じて女性が政治の最高位にアクセスしやすくする法的枠組みの整備が不可欠です。第三に、企業や組織内部での女性リーダーシップの推進を促す具体的な施策も重要です。このような改革を推進することにより、多様性がもたらす豊かさを活かし、真のリーダーシップの力を解放することができます。それは、私たちの社会が進むべき未来であり、価値観の転換を促す大きな機会でもあるのです。
ネットからのコメント
1、高市首相の誕生は、日本にとって歴史的な一歩であり、世界の流れとも重なっていると感じます。女性首脳が27人という数字はまだ少ないけれど、確実に変化は進んでいる。イタリアのメローニ首相やメキシコのシェインバウム大統領のように、強い信念と実行力を持つ女性リーダーが増えているのは心強いです。日本でもようやく「ガラスの天井」が破られたことで、政治の多様性が広がることを期待したいです。ただ、形式だけでなく中身が問われる時代。高市首相には、性別を超えて「信頼される政治」を実現してほしいです。
2、今回重要なのは、高市氏が総理になったのは"女性を総理に"という流れではなく、単純に政策や人間性が国民に支持されたからと言う点。
日本はまともな理由で首相を選んだ結果たまたま女性だっただけにすぎない。これこそが真の男女平等では無いだろうか。
3、もし今回のことをほめたたえるなら、まずは高市氏にメディア謝罪してからでしょう。むやみやたらの印象操作による報道。奈良のシカ問題をはじめ、高市氏下げ公明党上げの報道が目立ちました。メディアは本当に都合がいいです。いま日本メディアがなぜオールドメディアと言われるのか、改めて明確になりました。日本のメディアはまず高市氏に対して「謝罪」。これをしないと始まらないと思います。
4、日本でもガラスの天井が崩されましたね。裏に麻生閣下がおられてこそだったとは思いますが、歴史的な1日になりました。男性でも女性でも意欲と能力のある方、なおかつ総理をされる方はそれに加えてビジョンがある方が望ましいと思いますので、高市総理の就任については私はとても期待しています。ぜひ各国の女性首相に負けずに頑張ってください。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d457cfec3c6d00a1940845dcb9140ea0b2f2cc24,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]