障がい児の放課後支援を行う「放課後等デイサービス」(放課後デイ)において、障がいが重い子ほど受け入れを拒否される問題が深刻化している。都内のシングルマザー斎藤絵里さん(仮名)は、重度の自閉スペクトラム症を持つ6歳の湊人さんのために約50カ所の施設に問い合わせたが、大半で断られた。週5日分の施設を確保するため、湊人さんは異なる事業所を日替わりで利用し、ひとり親家庭として多大な負担を負っている。この問題の背景には、現在の報酬制度が軽度障がい児を優遇する形になっており、重度障がい児を支援する機関が経営難に陥りやすい現状がある。また、制度の未整備による親の孤立や、子どもの支援機会の減少も課題とされている。

現状の報酬制度が、障がいの「重さ」を理由に子どもを支援から遠ざけるというのは、極めて不条理で痛恨の事態です。
本来、国の福祉政策はすべての社会的弱者に公平性を担保するべきものでありながら、実際には経営の効率性に依存した設計が施され、制度が子どもたちの未来を阻害する原因を作り出しています。特に、付きっきりの介助が必要な重度障がい児を財政的に軽視する仕組みは、人命の価値と経済合理性を安易に天秤にかけた、制度的欠陥の典型と言えます。

問題の本質は、低報酬での運営でも施設側が成り立ってしまう現行システムの歪みと、その構造に乗るしかない事業者の苦境です。改善には以下の施策が求められます:1)報酬制度の見直しによる重度障がい児支援の加算強化、2)支援員の待遇向上を目的とした予算拡充、3)特別支援学校内学童の全国展開による施設分布の見直し。

人間の価値を「支援にかかる負担」で計量化する今の運用は、弱者を切り捨てる風潮を助長し、社会全体の信頼を蝕みます。手を差し伸べられるべき人々にこそ優先的に光をあてる政策を掲げるべきではないでしょうか。社会的弱者に優しい社会は、結局は我々全員にとってもより良い未来を築く基盤となるのです。


ネットからのコメント
1、知的障害者さんを日中お預かりする施設で働いてますが、行動障害がある方は、預かる側の負担がどうしてもとても大きくなってしまいます。他害や自害が酷い、いきなり走り出してしまう、なんでも口に入れてしまう、という方は事故を防止するためにどうしてもマンツーマン対応になり、万年人手不足の状況でマンツーマン対応に人手をさけば他が当然手薄になってしまいますし、私の職場にもマンツーマン対応の利用者さんが3人いますが、担当になると殴られる噛まれる引っかかれる髪を掴まれる等が日常茶飯事なので(力の加減知らずでやられるのでとてつもなく痛い)、常に腕や首回りなんかに傷やアザがある状況です。
こういった状況で事故を絶対に起こすなと言われても不可能で、安全面からお断りしてしまう事もやむを得ないと理解していただきたいと思ってしまいます。近年は拘束に関する決禁止事項もどんどん厳しくなってるので、なおさらなんですよね…
2、障害者施設勤務です。障害の重い児童や成人もですが持病の発作から来る噛みつき殴る蹴る物を咄嗟に掴んで振り回す其れを相手構わず投げ付ける髪を引っ張り千切る引っ掻く…椅子を投げ付けられた時は流石に頭部に投げ付け当てられざっくり切れてしまい10針縫いました。首や腕も噛みつき引っ掻き傷と治った矢先からまた次から次にで傷が絶えませんが他の方々に怪我させる事は出来ずその一心で見守りしてますが親御さんにその旨伝えましても頭下げて終わり。そういう障害が重い方は他施設でも同じ事があり他所ももう断られたりしてるみたいで親御さんからしてもどうか見放さないで頂きたい!の一心を訴えて来ます。退所はさせませんがそういう自傷他害が続き1年の内に其れが如何にも耐えられず2人辞めてます。
個人的にですが入院措置も検討に…と考えてしまいます。
3、障害が重い≒入りにくいってことはないのになと思ったら他害があるタイプなんですね軽度でも他害タイプはいますので「障害が重い」とも違うような他害タイプは親御さんも大変だけど殴られても平気な職員さんを集めるのも大変だと思うよく医療ケアの出来るデイを増やすんだ!と看護師資格のある保護者がデイを立ち上げたりすることはありますがもし子の記事の親御さんが福祉系の有資格者だとして他害の子たちを積極的に受け入れたデイを立ち上げましょう!他害の子たちをたくさん受け入れてあげましょうって保護者たちで立ち上げた時に職員になりたいかというとその仕事選びますか?とも思ったりする
4、障害の重さの有無もあるかもしれませんが、他害は預かれない大きな要因だとおもいます。我が子も支援級、デイに通う日々です。やはり、どこも満員で、3カ所曜日変わりで通ってます。それはそれで、別の校区の友達がたくさんでき、本人は喜んでいます。段違いの他害のある子を知ってますが、先生相手にカッター振り回す、給食に異物を入れるなど、送迎も学校の先生が付き添ってます(他の子に何かするから)そこまでの子だと厳しいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2b3d1baac55766b094a4353057f8bf2e9636d064,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]