女性看護師が副業で約300万円を得て停職処分を受けた事件が兵庫県で発生しました。23歳の県立病院に勤務する看護師は、勤務時間外に夜間に副業をしていたことが明らかになり、懲戒処分として1カ月の停職を受けました。副業の内容は借金返済のためであり、女性は反省の意志を示し、退職を決意しました。事件は6月に匿名の通報を受けて調査が行われ、女性が該当者として特定されたものです。
兵庫県は今後、職員への副業禁止の徹底を進めるとしています。
女性の副業が発覚した背景に、現在の制度における副業監視の不十分さが浮き彫りとなっています。公務員が副業をすることが禁止されているのは、職務の公正さや透明性を保つための制度上の必要性ですが、個人からの申告がなければ実態を把握するのは難しいという現状には問題があります。今回のケースを通じて、制度の抜け道が存在していることが示されました。
この問題を解決するためには、まずは副業監視体制を強化し、定期的に職員の活動状況をチェックすることが重要です。また、公務員が副業を行う必要がある背景を理解し、柔軟な制度改正を行うことも一つの方法です。さらに、副業をしている公務員に対して適切な支援を提供し、職務に支障が出ないようなシステムを導入することも求められます。
公務員という立場でありながら、生活に追われるあまり副業に手を出さざるを得なかったことに共感を覚える一方で、社会全体で制度や仕組みが不十分なままで放置されていることは許されません。今回の件をきっかけに、制度改善の議論が進むことを期待します。
ネットからのコメント
1、年齢的に新卒に近い世代かな…と思うと、借金返済で300万の副業というのは相当大変な事情があったのかもしれませんね。夜間の仕事というと色々な可能性が浮かびますし、人間関係や生活の事情も絡んでいたのかも。通報も税務署ではなく県に入ったあたり、内情を知っている人の関与もありそうです。もちろん規則違反は違反ですが、背景を知ると単純に責めるだけでは済まない気もします。
2、公務員の副業も本業に支障がない限り認めたらどうでしょうか。民間と違い賃金で優遇できるわけでわなく、只々「安定」だけ。民間が賃上げで若者を囲おうとしているのに対して、いつまでも閉鎖的すぎる。身につけたいスキルもあるだろうし、柔軟に対応すべきかな~もちろん信用失墜行為はだめですが、お寺や農業は認められているんだから、建前にこだわらないで。
3、医療従事者の不足で地方の医療崩壊が叫ばれる時代に、労働者に細かい要求をするのはどうでしょう。仕事に支障があれば問題ですが、無いなら構わないのじゃないですか。ただでさえ少ないスタッフが減り、残ったスタッフの負担が増加してまた一人去ることで残ったスタッフの負担が・・という負のスパイラルは非常に深刻な状態です。
4、先々考えれば公務員の給与なんて削られる一方だからね。副業解禁しないとこんなんだらけになると思うよ。もちろん副業先の業種は限られるだろうけども、むしろ公務員が副業に来ることがプラスになる所もあるのでは?公務員は一般企業の状況、常識もろもろ疎いことが多いです。閉鎖的な世界のようですから。本業に支障出ない範囲であれば、むしろ一般の教養、スキルも学べるいい機会かと。官民連携ってそーゆー所から生まれるのでは?公安職については逆に防犯上の指導をしたり、有事の際の協力体制を確立したりと、色々メリットも多いと思うのですが( ̄▽ ̄;)。でもまあ情報漏洩とかの危険性考えるとやっぱあかんのでしょーね。なら給料上げたれ∩(´∀`∩) ワッショーイ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5eac42f3eda7cfc6e71aa52ca14b5a882d003e85,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]