兵庫県川西市で2月、遮断機が下りず警報機も鳴らないまま踏切を電車6本が通過する深刻なトラブルが発生。その原因は、ボルトの緩み止めに使われる9ミリのワッシャー部品が制御装置内で落ち電気回路がショートしたことにあった。現場は住宅街内で、一歩間違えれば死傷者が出る危険性も。さらに、停電時に遮断機が自動的に下りるフェールセーフ機能は送電が続いたため機能せず、該当踏切には故障検知機能も未設置だった。2005年に脱線事故で107人が犠牲となった福知山線から10キロの距離で発生した今回のトラブルに対し、遺族からは憤りの声が上がっている。

今回の踏切トラブルは、安全への想定不足が如実に表れた事例です。一見些細に思える9ミリの部品が、電気回路をショートさせるほど重要な位置にあるにもかかわらず、二重三重の防護策が取られていない点は大きな問題です。
原因として、①部品の劣化や設置不備を見逃した検査体制の甘さ②フェールセーフ機能が想定外の状況下で有効に機能しなかった設計上の不備③全踏切に故障検知機能が標準搭載されていないという管理基準の未熟さが挙げられます。
改善策として、①部品の劣化点検や設置状況の確認の頻度を増やす②フェールセーフ機能の改良を進め、停電時以外でも遮断機が下りる仕組みを導入③全踏切に故障検知システムを設置するための予算と計画を早急に策定することが急務です。本来、人の命を守るはずのインフラが危機を生む状況は、社会全体として許容できません。技術革新を追うだけでなく、現場で安全管理を徹底する視点を強化しなければ、真の安全は実現しないのです。痛ましい歴史を繰り返さないためにも、今こそ責任ある対応を求めます。
ネットからのコメント
1、鉄道車両従事者です。作業中の切り粉やゴミ、アルミ屑や鉄屑等の金属屑、撤去部品等1つ1つ丁寧に除去しているつもりですが完璧にはなかなか取りきれませんが、次工程に入る方も前工程の方の分まで全体を見渡し何処を触ったかとかどんな作業をしたかとか、把握出来るような体制は作っておりますので、私達が整備や改造している車両はほとんど営業線内で不具合等出ませんし、出してはいけません。
改造や整備中にも、その車両が出場までの間に元々入場してきた状態よりも外観、内観は当たり前ですが、お客様の見えない所まで綺麗にして戻って行く車両を見て誇らしいです。これからも鉄道車両の安全運行に携わる者として、丁寧な作業を心掛けようと思います。
2、鉄道業界で働いている者です。踏切制御装置をはじめ、鉄道制御に関わる製品は基本的には、ファールセーフ設計になっており、故障時には踏切が遮断されるよう構成されています。ただ、今回の事象もそうですが、線路環境は粉塵や温度、天候や雷など、非常に過酷な状況下で電子部品を稼働させる必要があり、2重3重ので安全性を確保していても、想定外事象が発生する確率を0%には出来ていません。また、多数のホームがある大規模駅近接の踏切となると、踏切近辺にある線路分岐器や連動装置という分岐器を制御する装置を経由して踏切制御を行うケースもあり、その場合はさらに踏切制御は複雑になります。今だに踏切前では「止まれ、左右確認」マークがあるのはそのためです。こうしたケースはごく稀ですが、踏切は線路の凹凸含め、車や徒歩でも通行に安全を期す必要がありますので、ぜひ安全確認をしてから渡るよう心がける必要があります。
3、もうね、現場に熟練工がいないんだよ…マニュアル通りの事しかやらないから、計画されている場所のみやって、そこ以外の関連する部分の確認とかやれないからね…現場の経験から、あそこを交換する時には、あっちも確認しておいた方がいい、と言うようなマニュアルに記載していない所が実は大切な事だったりするんだよね…
4、電気の技士をやってます、以前起きた東北新幹線の連結が外れ、今回の事故など熟練技術者が引退して現場から退いたのが原因だと思います。私の仕事の現場も細かいミスやトラブルがこの数年起きています。熟練技術者の引退と比例して起きている様な気がします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/df9ec837e0e1c868b6eeef38c5db991d1532888d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]