兵庫県西宮市の住宅メーカーによる被害が判明しました。同社は個人宅の新築や店舗改装工事を請け負いましたが、契約後に計画は放置され、連絡も途絶える事態となっています。横浜市の女性Aさんは、契約金と着工金として計1400万円の支払い後、家の建築が進まず実家の土地が雑草に覆われた状態に。一方、東京都目黒区で洋菓子店を営むBさんは約700万円を支払いながら工事が20%しか進行せず、追加工事費として1500万円以上の損害を受けました。さらに、少なくとも21人から総額8300万円以上の被害報告が挙げられています。詐欺の立証が難しい状況で、被害者は警察届けや民事請求を模索しています。

この事件は社会構造と規制の不備を浮き彫りにしました。住宅メーカーの経営難による資金繰りの逼迫が明らかな状況で、手つかずの工事契約を繰り返し結び、依頼者の信頼を裏切った責任は非常に重いものです。
また、法律上、「契約時に騙す意図があったかどうか」を被害者が立証しなければならない制度的制約が、こうした悪質な事例を放置する原因ともなっています。住宅メーカーに対する規制強化や、契約金の支払い条件の透明化が急務です。
まず、建築業者の信用情報公開制度を導入し、契約前に経営状況や実績を確認できる仕組みを整備する必要があります。次に、工事の進捗が確認できない場合の中間金支払い停止を法的に義務付け、消費者を守る構造を構築するべきです。また、建築関連契約について専門的な仲裁機関を設立し、迅速かつ公平な解決を促す体制を作るべきです。
信頼すべきは成長の数字だけではなく、その持続可能性と社会的責任です。私たちは、制度の欠陥が一部企業の暴走を許してしまう現状を許してはいけません。この事件が示す課題を起点に、より公正で安心できる社会へ変革を進めるべき時です。
ネットからのコメント
1、イラン情勢で材料入荷大幅遅延の煽りを食った業者の倒産はじわじわ増えるだろう。しかし、今回のような元社員の証言が事実であり、立証されれば計画倒産という詐欺事件になる。
どの程度の客観的証拠があるかが問題だが。それにしても、工事を伴う高額の契約の場合は一度に支払わずに、金融機関を介して部分完成ごとに支払うのが普通だが、もっと契約についての知識を持つべきだ。
2、小さな住宅メーカーや工務店は、こういった持ち逃げリスクや倒産リスクがあるのが怖いですよね・・・。大手ハウスメーカーだと中抜きされるので、最初から下請けの工務店に直接頼んだほうが安く済むと聞きますが、こういったリスクもあるわけです。大手ハウスメーカーがリスク込みで高い値段になっているのは、ある意味仕方ないのかもしれません。
3、経営が傾いた時点でそれまでの経営が上手くいっていなかった証拠でしょうね。問題は建築主(お施主様)が工務店のイメージや雰囲気だけで契約してしまうケース・・・ハウスメーカーのように資金力もあり、保険にも加入しているなら話は別ですが、地場の工務店を探すなら建設業許可証の番号は確認できるか?確認できれば都道府県庁で誰でも決算書を見ることが出来ます。外観だけ整えてあり、『しっかり』しているように見える工務店も決算書を見たら内情は火の車という所もあります。
疑えば粉飾決算の可能性も出てきますが、多くの方にとって一生に一度の買い物である住宅の取得、大金が必要な大規模リフォームを頼むのであれば、依頼する工務店の懐事情は事前に把握しておいた方が安心できると思います。また、倒産間近の企業が契約なり前払い金の催促を執拗に要求してくるケースもあります。契約を急がせる、支払いを要求してくる場合は要注意!
4、大手であれば依頼する会社の経営状態を調べる方法はあるが、中小の業者だと、向こうのアピールしたい部分は見ることが出来るけど、内情は分からない。経営状態が良いか悪いかなんて、知る由もない。被害に遭われた方には本当に防ぎようがない事案だと思います。この会社の社長は、会社の金を持ち逃げしたのであればその罪で裁くことは出来るが、民事的に被害者が損害を取り返す事は難しいと思う。詐欺の構成要件を見直したりして、もう少しこういう犯罪が減るようにしてほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb6b6cf87ffb1d81cf5dd408c0cdd62cf880a5f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]