東京大学医科学研究所主宰の国際研究チームが、タイに生息するキクガシラコウモリから新型コロナウイルスに近縁のウイルスを発見した。これらのウイルスはヒトの細胞に感染する能力を持つことが示唆されているが、病原性は非常に低く、実験では既存のコロナ治療薬やワクチンが有効であることが確認された。ウイルスはコウモリとともに移動し、多様化している可能性があり、パンデミックのリスクを予測するための研究が続けられている。

新たなコロナ近縁種の発見は、一見すると科学的進展の象徴に思えるが、その背後には社会全体が解決すべき深刻な課題が潜んでいる。この問題の根源は、野生動物との接触が増加する中で進行する感染症リスクの増大だ。森林伐採や生態系の破壊によって動物と人間の距離が縮まり、未知のウイルスが人間社会に侵入する可能性が高まっていることは看過できない。
科学技術が進歩する一方で、生態系保全を無視する政策が横行する現状は、制度的欠陥そのものだ。第一に、自然環境の保護に向けた国際的な枠組みの強化が必要だ。同時に、感染症研究への予算投入を拡大し、早期発見と予防策を徹底する体制を構築すべきである。また、各国が連携して感染症リスクに関する教育を広め、啓発活動を強化することが求められる。
科学者がパンデミックを予測し対策を準備する一方で、社会はその危機を防ぐ力を手にしている。生態系の保護と公衆衛生の充実は切り離せない課題であり、これを放置すれば未来への選択肢が制限されていく。私たちには、この現状を異常と認識し、根本から変えていく覚悟が必要だ。
ネットからのコメント
1、既存の薬が効くって分かったのは安心材料だけど、そもそも新型コロナみたいなのがまだ野生のコウモリに普通に潜んでるんだなって改めて突きつけられた感じ。今回は病原性が低かったみたいだけど、これが自然界で別のウイルスと混ざって、突然変異で凶暴化したりしないのかな?っていうのは素人ながらに気になります。
森を切り開いたりして人間が野生動物のテリトリーに入りすぎてるのも原因の一つだろうし。研究者がこうやって先回りで調べてくれるのはありがたいけど、ウイルスとの知恵比べはこれからもずっと続くんだろうな。とにかく次のパンデミックが来ないことを祈るばかりです。
2、今回のウイルスがヒトに「感染しうる」と言っても、その感染効率はSARS-CoV-2とは全く異なる。SARS-CoV-2にはフリン開裂部位という特徴的な配列があり、この配列がスパイクタンパクを切り落とし、細胞内への侵入を促す。今回発見されたコロナウイルスにはこの配列は存在しない。フリン開裂部位の配列は新型コロナウイルスが発生する数年前にモデルナが特許を取得したものと完全一致しており、この配列をコロナウイルスに人為的に挿入する研究計画書(米国と武漢の共同研究)の存在も明らかになっている。武漢の機能獲得研究には米国NIHからエコヘルス・アライアンス経由で資金が流れていたことも明らかになっており、この一連の動きを隠蔽したアンソニー・ファウチの元顧問デビッド・モレンズは起訴された。
今さら自然発生説をゴリ押ししようとしても無理でしょう。詰んでます。
3、新たなウイルスが見つかったというと不安が先行しがちですが、今回の研究は「危険が確認された」というより、将来の感染症リスクを事前に把握するための監視研究だと思います。実際には病原性は低く、既存ワクチンや治療薬の有効性も確認されているとのことで、現段階で過度に恐れる話ではないでしょう。むしろ重要なのは、感染症が国境や動物種を越えて移動する時代に、未知のウイルスを早期に把握し、感染経路や性質を冷静に分析できる体制を持てるかどうかだと思います。
4、コウモリって空飛ぶ哺乳類ですよね。生物学的には違う系統ですが、住んでいる場所が屋根裏や洞窟だったり私のイメージは空飛ぶネズミ。狂犬病ウイルスやそれこそ呼吸器系のウイルスなど持っている可能性もあって、保護したり触ったりする時は気をつけた方がいい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1c717bffd7df73c71ea7168b293ae3cfa7920744,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]