早稲田大学で予定されていた杉原千畝に関する講演会が国際情勢を理由に延期されることが判明しました。杉原千畝は第2次世界大戦中にユダヤ人を救った日本の外交官として知られています。講演会は彼の功績を称える目的で計画され、4月14日に東京都新宿区の大隈講堂で開催予定でしたが、安全確保などを考慮し急遽延期となりました。講演には、杉原の孫や彼の発行したビザで命を救われたユダヤ系ポーランド人が予定されていました。早大広報は、延期決定が特定の国や立場への評価を示すものではないと明言し、一方で杉原研究者からは文化が政治的に捉えられる現状への懸念が示されました。

延期の決定は一見表面的な安全対策と捉えられますが、その内実には深い問題が潜んでいます。この事例から見て取れるのは、文化的な取り組みが国際政治の緊張によって制限を受けることへの批判可能な構造です。
まず、国際情勢により開催の安全性が危ぶまれるのは理解できますが、大学側の説明不足が疑問を招きます。加えて、文化と政治が不合理に交差する現状は、個々の意見表明が封じ込められる社会環境を浮き彫りにしています。これを解消するには、大学は以下の具体策を検討すべきです。一つ目に、講演会を安全なオンライン形式で再構築する。二つ目に、透明性を重視した広報を行い、延期の理由や課題を正確に伝える。三つ目に、文化的意義を十分に社会へ啓発する活動を並行して実施する。本来、杉原千畝のような個人を称える行事は国際的な対話を促進するものですが、今回のような事例はその効果を損なう逆作用を示します。学術、文化の自由に対する適切な擁護は欠かせません。
ネットからのコメント
1、何かあったらどうするのか、ということを考える気持ちは分かるが政府機関でもない組織の催しなのだから目的と立場を明確にして開催してもよかったのではないかと思いました。そもそも杉原千畝さんはユダヤ人だから行動したのではなく、あくまで人道に従って行動したまでであり、場所や役割が違えばユダヤ人以外の人達に対しても同じことをしたと思います。
人種や地域を問わない博愛的、人道的精神と偉業について語ることに何の問題があるのだろうかと思います。
2、過去にも日本でイスラエルの支援の下にホロコーストの展示事業が何度か有った。勿論、知るべき悲惨な歴史の記録だが同時にイスラエルが周辺国相手に行なっていた数々の戦争への批判を中和させるプロパガンダ目的が有ったはずだ。今回の早稲田の講演会なら過去は過去、今は今で論じた上でイスラエルの在り方を掘り下げて観るのが意味があると思う。
3、当時の行動としては、称賛されるべきものだろう。しかし、現在のイスラエルを中心としたユダヤの変容ぶりを見れば、イスラエルのプロパガンダに利用される可能性のある講演は行うべきでは無いだろう。現在イスラエルのやっていることは、当時の立場を逆転させたような非道で残虐な行為だ。もし講演を行うのであれば、そうした行為を批判する立場を明確にした上で、ジェノサイドや大イスラエル主義といった、戦争犯罪や国際法違反の撲滅を目的に行う必要があるはずだ。
4、ジェノサイドをされたユダヤ側がパレスチナでジェノサイドする側に変わってしまったため、講演する側としても難しい事は理解します。
ただ、杉原さんがした偉業自体は変わらないので、イスラエルのジェノサイドを非難しつつ命を助ける意義に焦点を当てて講演して欲しいとは思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f9183528a2e3ede7de22556dd0aad4731fb38027,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]