65歳の女優、東ちづるがX(旧ツイッター)で自身が感じる最近の日本語の違和感を指摘しました。彼女が気になったのは「やつ」の多用で、「青いやつ」「おいしいやつ」「小さいやつ」などの表現を例として挙げています。彼女はこれらの表現が昭和の価値観から見るとぞんざいに感じられることを示しつつ、「やつ」の定義画像をアップしました。これに対して、ユーザーからは「語彙力の低下」「省略の乱暴さ」を指摘する声や、「昔も使われていた」などの意見が寄せられ、様々な視点からのコメントがみられました。

日本語は時代とともに変化し続けますが、この変化がすべて歓迎すべきものとは限りません。東ちづるさんが指摘した「やつ」の使用は、言葉の持つニュアンスが簡素化され、コミュニケーションの質が低下する可能性を示唆しています。問題の根本には、日本語教育の不足やメディアの影響による語彙力の低下が存在します。日本語の豊かな表現を守るには、教育現場での言語指導の強化やメディアによる責任ある言葉の使用、そして個々が日常的に正しい言葉遣いを意識することが必要です。言葉は文化の一部であり、それを軽視することは社会のコミュニケーション能力を損ないます。言葉を大切にする心を取り戻し、言葉の力を再認識することを目指しましょう。
ネットからのコメント
1、私も常々感じてました。やつとかでかい、美味いとか、女性が使うのは綺麗じゃないと思います。
これを言うと、今は女だからとか区別するべきじゃないと言う方もいるでしょうが、テレビで綺麗な女優さんとかがそう言う言葉使いをされてると興醒めします。以前電車内ですごく綺麗な言葉使いで最近珍しいなと思って振り返ったら、外国の方でした。きっと綺麗な言葉使いを習った方だと思いますが、言葉使いって大事だと思います。
2、私は何でもかんでも「ヤバい」を連呼する人。美味しいものを、「ウマい」という女の子。苦手だし、はっきり言って可愛くない。女の子らしく可愛い格好していようが、顔が綺麗だろうが、台無し。そして最近よくTikTokとかでも流れてくるんだけど、最後に「しぬ~」って言うのは、どうしても受け入れがたい。「しぬ」「しね」などの言葉は軽々しく使うものではないと、子供の頃に親に教えられて育っている。そんな言葉を使おうものなら、鬼のような形相で怒られたものだ。
3、言いたい事はわかりますが、接客業で店側の人が「やつ」を使う事はあまりないかな?(個人経営で、フランクな対応をする店もあるかもしれないけど。)「青いやつがよろしいですか?」→「青い方がよろしいですか?」厳密には「~の方」も使い方によってはおかしいのかもしれないけど、もし、「やつ」を使う店員さんがいたら、私も「ん?」と思うかも。
4、少し前からなんでも「ヤバい」っていうのもなぁ…と思っていた昭和生まれですが「やつ」は流石に違和感というか、日本語に対して無知過ぎるのでは…と思います。やつ=奴=やっこが起源だとされています。奴(やっこ)は江戸時代の江戸時代の武家の下僕のことを指し、三人称でも蔑んだ言い方になります。なので、物に対して基本「やつ」を使うのはそもそも間違いだと思うのですが…またこういう事を言うと“年寄りは頭が固い”とか言う方々が出てくるんですよね…。自分もそんなにきれいな言葉を使えていないし、間違った言葉を使っていることも多々ありますが、それでもできる限り日本人として「美しい日本語」を残したいな、と思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fe278d522a51e1aa3a10c847476dfeb762ec26f2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]