2025年度、日本の自動車市場で最も売れたのはホンダのN-BOXで、軽自動車部門では11年連続首位を達成。この快挙の裏では、Nシリーズがホンダの業績を圧迫し続ける皮肉な現実がある。Nシリーズは、高い技術力と意欲を注ぎ込んだ製品だが、初代以降収益性の低さが問題に。特に、普通車ユーザーのダウンサイジングが業績悪化を招き、現在も収益改善は限定的。一方で、2兆円以上のEV開発損失やグローバル市場での競争劣勢も重く、韓国市場からの撤退など苦境が続いている。Nシリーズの高性能化が市場縮小を招いた可能性も指摘されており、ホンダの再構築が求められる。

ホンダの現状は、輝かしい実績と深刻な課題の奇妙なバランスに立っています。11年連続で最高販売台数を記録したN-BOXは、技術力の結晶である一方、収益低下と市場戦略の矛盾を指摘される事態に陥っています。
この現象は、軽自動車市場の価格競争という構造的問題や、車両ダウンサイジングを招いた日本の社会構造を映し出しています。同時に、海外市場やEV開発の不振が企業の成長を阻んでいる現状も明らかです。
ホンダ再興のカギは以下の3点にあります:
収益性重視のモデル展開:Nシリーズ人気を生かしつつ、利益率の高い普通車やEVの開発・販売を推進すべきです。新市場への進出:軽自動車の輸出市場を拡大し、新興国で収益基盤を築くことで耐久性と経済性を武器に立ち回れます。独自性復活のデザイン戦略:過去の成功例に学び、“ホンダらしさ”を取り戻すことが不可欠。音楽業界のソニーが復活したように、革新的で人を惹きつけるブランドを再構築する必要があります。ホンダは挑戦と革新を原動力に発展してきた企業です。従来の成功体験に甘んじず、状況を変革する統合的な視点を持つべきです。それこそがブランドの再生と日本の自動車産業の再浮上につながる道ではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、点検の代車でNBOXに乗ったことありますが、普段使いだったら、遠出しなければ、大人数で乗らなければ、あれで十分だよなあって思いました。
トヨタだったら巧く上のクラスの車に乗り換えさせるんだろうけど、Hondaはトヨタよりも50万くらい値付けが高いし、商売が下手だと思います。
2、日産の経営悪化が取りざたされているし、何かとネット上では言われているが、実際ホンダも状況は変わらない。ホンダが痛いのは、本来もう少し稼げるはずのフィットが伸びていない事だと思う。稼ぎの良いヴェゼルにお客を誘導しようとしたが、ヴェゼルが高くなりすぎてそっぽを向かれ、WRVを出したけど、普通車ならハイブリッド無しだと売れない。あとステップワゴンは、装備、デザインがシンプルで安いというのが大ヒットした理由だから、もう一度大ヒットさせるなら、外観を初代に似せるのではなく、価格を初代のように、安い!って思える価格にしたら良い。もちろん時代や規制を当時より100万円ぐらいは上がるだろうけど、300万円以下で安っぽいけど貧相に見えない雰囲気を出せば行けるのでは?
3、ホンダが好きな人は本田宗一郎や30年以上前のライトウェイトスポーツカーの話をする。
今は軽自動車とコンパクトカーとSUVとミニバンが主力の会社なので、名前は同じでも別の会社になった。しかも、電動化の設備投資に大失敗して、多額の損失を出したので経営も苦しい。もう、昔のような独創性と若さの象徴になることはないだろう。
4、かつて「日本の庭」とも言われた東南アジアでは、日本車のシェアは数年前まで9割を超えていましたが、昨年は6割台まで低下したと報じられています。その大きな要因の一つが、BYDや吉利などの中国勢の台頭です。しかもその中国メーカーはEVだけでなく、日本のお家芸とされてきたHEV分野にも力を入れており、競争は一段と激しくなっています。今後、日本勢はトヨタを除けば、これまで以上に厳しい局面に直面する可能性が高いと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c163fed63e69bdc14af3841c2f3604174913aa65,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]