米副大統領マイク・バンスは10日、FOXニュースのインタビューで、アメリカ、ロシア、ウクライナの3カ国首脳会談の実現を模索していることを明らかにした。この会談は、戦争終結に向けた話し合いを目的としており、日程調整が進められているが、具体的な時期や場所については触れなかった。15日にはアラスカ州で米ロ首脳会談が予定され、トランプ大統領がゼレンスキー大統領の招待も検討しているとの報道もある。
バンス氏は、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領が会談をすることに否定的な見解を示し、トランプ氏がプーチン氏の姿勢を変えようとしていると称賛した。しかし、双方が完全に満足する解決策は難しく、不満を抱えたままの解決もあり得ると語った。
現在の状況を見れば、国際的な力学や外交的なアプローチにおける大きな問題が浮き彫りになっています。アメリカが戦争終結に向けて調整を試みるのは理解できるが、実際に実現するためのプロセスには、何よりも確実で現実的なアプローチが求められます。特に、プーチン氏がウクライナとの対話に消極的であることからもわかるように、問題の本質は単に会談を開くことではなく、双方が受け入れ可能な解決策を見つけ出すことにあります。
この状況に対する解決策としては、まずは双方に対して譲歩を求めることが必要です。
ウクライナ側にはロシアの要求に対する一定の譲歩を促し、ロシア側には国際社会の圧力をかけることで外交的な改善を促すべきです。次に、第三者機関による調停の強化や、双方が信頼を持つための具体的な保証策を示すことが重要です。そして最後に、戦争終結後の復興に向けた包括的な計画を早期に提示し、平和的な未来を視野に入れた協議を行うべきです。
現状を踏まえれば、単なる会談で問題が解決するわけではなく、双方にとって不満のない平和的解決を目指す強い意志と実行力が必要です。
ネットからのコメント
1、3人が面談したところでロシアは領土の割譲、ウクライナはロシア軍の撤退と主張が隔たり過ぎていて話がまとまる事は無いだろう。ロシア軍は撤退。現在の占領地は非武装地帯としてウクライナ軍も入らず第三者が監視する、としたところでロシアは絶対に飲まないだろう。結局はアメリカはそもそも和平は無理だがノーベル賞が欲しいトランプとしては何もしないわけにはいかないためポーズとして仲裁努力をしているが、双方言うことを聞かないから仲裁は無理、やーめた、になるのを本当は望んでいるのではないか。
2、三人の首脳会談が行われれば、何らかの進展はありそう。しかし領土割譲での停戦や終戦は日本としては許すべきじゃない。これが為されるならば、力を持った国が周辺国へと侵略して自分の領土としても良いという戦後最大の前例を作る事になってしまう。だが現在戦っているのはウクライナの方々だ。国際社会がどう言おうが、彼らが戦争終結を望んでいるのであればそれでもいい。でもやはりその場合、核の抑止力の拡散はやむを得ないと思う。
3、トランプさんは、ウクライナ側に圧力をかけて領土を諦めさせて、プーチンさん側に尻尾を振って近づくだろうね。褒めて褒めてと言わんばかりに。ウクライナ側からすれば、侵略が長引けば、それだけ自国民の命が失われる。でも、領土を諦めたらその人々の命が無駄になってしまう。ウクライナ国民の気持ちは『早く停戦を』が多いだろうが、その中に領土を奪われてもという気持ちは無いと思う。トランプさんがプーチンさんに尻尾を振っている現実を考えると、ウクライナは不憫でならない。力に寄る侵略を認めれば、今後も同じ事が起こるだろう。
台湾に中国が攻める時の口実を与えてしまう。アメリカのやり方は間違ったメッセージになっているだろうね。
4、実際に米ロウクライナ3カ国首脳会談が開かれるなら、非常に大きな一歩だと思います。プーチン大統領の姿勢を変えさせることができれば、歴史的な転換点になるかもしれません。バンス副大統領が言うように、双方が完全に満足する形での解決は難しいでしょうが、このまま戦争が続くよりも、どんな形であれ、平和への道筋が見えること自体が重要です。多くの命が失われる前に、この外交努力が実を結んでほしいと思います。停戦への道が開かれることを願っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d9973b9bf960541fb378d732357df5804486b721,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]