1989年の天安門事件から37年を迎えるにあたり、中国共産党政府が民主化運動への武力弾圧による犠牲者の追悼活動を厳しく抑圧している。遺族は墓参りや集会を禁じられ、事件の記憶を消し去ろうとする当局の姿勢に強い憤りを示している。遺族の会「天安門の母」の代表、尤維潔氏は事件による夫の死を語り、遺族間の交流の重要性を訴えたものの、それすら妨害された。北京市では4日を前に治安部隊が厳戒態勢を敷き、監視を強化している。

中国当局の天安門事件に関する抑圧的な姿勢は、自由と人権の根幹を著しく損なっている。国家が負の歴史を隠蔽し、遺族や市民の追悼活動を禁じる行為は、人道的にも、民主主義を求める社会の健全な進展の妨げとなる異常な現状だ。問題の本質は、一党独裁体制が過去の誤ちへの責任を放棄し、自らの正統性維持のために真実を弾圧する構造にある。
これにより、社会的透明性や歴史認識が損なわれ続ける懸念が大きい。
解決策として、まず国際社会が声を上げ、事件を風化させない取り組みを強化するべきだ。第二に、独裁体制の歪みを補正する国際的な監視制度の導入が求められる。さらに、犠牲者家族に対する独立した支援活動や記憶の保存を続けることで、自由を尊重する姿勢を示し続ける必要がある。
過去を消し去ることで安定を求める政治は、将来への責任を害する。歴史を認める勇気こそが、より持続可能な社会を築く鍵であるのは疑いようがない。この事件は、人間の尊厳と自由を考える上での普遍的な警鐘となるべきだ。
ネットからのコメント
1、1995年に仕事で中国に行った折に、天安門広場に行きました。事件から6年近くが経過していましたが、広場の石畳の石があちこちで割れたり、めくれたりしていました。ガイドの人に尋ねると、天安門事件で広場に突入した戦車のキャタピラの跡だということでした。ここだけでも数千人が亡くなっていると、小声で教えてくれたのが印象的でした。
2、ずいぶん抑制的な記事だなもっと非道さや独裁政治の恐ろしさを強調して非難すべきなんじゃないだろうか?「負の遺産」とか過去の記憶にするんじゃなくて、いま現在の弾圧強化でしかない中国政府の振る舞いをもっとしっかりと指弾しないとね共同通信の記事は自国政府に対する論調と全然違う気がする
3、海外でこの事件を知った若者が、信じられず、親に事実を尋ねたら、親は激怒し『二度と聞くな、忘れろ』と言った、という逸話を聞いた。共産党の『負の歴史』に触れる事は超御法度なのだろう。中国では年々軍備費に多額の予算をつけるが、それと同じくらい多額の『国内警備』に予算がつくという。監視カメラの敷設、その効果の凄さは、犯罪抑止以上に『共産党に逆らったらすぐに捕まる』という抑止でもあるのだろう。裏でどれだけ人権侵害があっても、共産党やシージンピンは『国民を守る、正義』でなくてはならない。この事件はホントに痛ましいですね。
4、日本、アメリカ、フィリピン、台湾、ベトナム、タイ、インドネシアで軍事連合を結成して、中国、ロシア、朝鮮にしっかりと対峙するべきです。国連にとって中国とロシアの存在は機能不全になる大きな要因であり、排除しなければ世界平和は絶対にあり得ません。自由で開かれた民主主義国家連合が立ち上がる時です。特にロシアはウクライナで手一杯です。極東で有事が発生しても何もできないでしょう。今が世界平和を手に入れる最大のチャンスなのです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f7c0c784e959d91dbc2c9965370efb8b13f5277,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]