事件概要:自民党と日本維新の会は、副首都法案の今国会成立を目指して協議を進めているが、条文案の修正を巡り対立が続いている。副首都法案は、大規模災害時に首都機能を代替する副首都を指定する内容であり、維新の看板政策に位置づけられている。しかし、法案の付則には大阪市を廃止し特別区を設置する「大阪都構想」の住民投票対象を府域全体に拡大する規定が盛り込まれている。この付則が憲法92条に違反する可能性があるとの懸念から、自民党内で強い反発があり、修正が不可欠とされる一方、維新側は法案成立のため会期延長も辞さない構えで、調整が難航している。

コメント:副首都法案は、大規模災害への備えや首都機能の冗長化という重要な目的を持つ一方、付則を巡る問題が法案全体の成立を妨げている状況は極めて不健全です。維新が掲げる「大阪都構想」を住民投票にかける規定は、憲法92条が保障する住民自治を脅かす懸念を生じさせ、自民党内からの強い反発を招いています。
この付則が副首都法案に含まれていることで、本来の災害対策という公益目的に向けた議論が妨害される現状は問題の本質を見失った状態と言えるでしょう。
解決策として、まず副首都法案から「大阪都構想」関連の付則を完全に切り離し、純粋に災害対策の枠組みと役割を明確化することが求められます。次に、住民自治や憲法との適合性をしっかりと検証し、政治的な思惑から離れた公平性を確保するべきです。また、連立政権内での調整を円滑に進めるため、第三者機関を設置し、中立的な立場から法案の利点と課題を洗い出す取り組みを進める必要があります。
公的な災害対策の要として期待される副首都法案が、無関係な政治的議論に埋没しないためには、慎重で透明な合意形成が欠かせないのです。制度設計を乱した利己的な政治が市民生活を犠牲にすることは決して許されません。
ネットからのコメント
1、単独で国会の3分の2という圧倒的な議席を握る自民党が、なぜ1大阪の地方団体に過ぎない維新に引きずられ、自分たちのやりたいことばかりを押し付けられているのか、多くの有権者が強い違和感を抱いています。
法案の付則に都構想の住民投票拡大を盛り込むなど、維新の党利党略が透けて見える強引なやり方はあまりに横暴です。憲法違反の疑いまで指摘され、党内から猛反発が出るのは当然です。大政党としての矜持を捨ててまで、このような我が儘に付き合う連立など今すぐ解消すべきです。早く別れなければ、次の選挙で自民党全体が有権者から見限られることになります。
2、大阪自民が都構想の協議会に不参加を決めた事もあるのかも知れないが、自民は維新が難色を示そうと安易に妥協すべきでないと思います。もしこの法案が通ればあの府知事が実現しようと躍起になっている3度目の住民投票を大阪市民のみならず大阪府民全体で行う口実を与えてしまう事になりかねませんからね。そもそも副首都の議論と都構想は別個の事案であるにも関わらず何故か同一のもののように宣伝しスケジュールありきで強引に事を進めようとする府知事の暴走振りには大阪市民の一人として辟易していますので高市政権は連立と大阪における立場は別問題として維新には強硬な姿勢で臨んでほしいと思います。
3、副首都法案に都構想あり気の条文などもっての外。都構想に賛成か反対か以前の問題。全く別の法案を入れこむのは吉村氏の私的な発想に他ならない。連立与党とは言え国政を私物化するのは大間違いだ。
4、要するに維新は3度目の「大阪都構想」をやりたいだけ。で、「大阪都構想」と主張するとモロに反発食らうので「副首都構想」という主旨のよくわからないオブラートに包んで、反発を胡麻化そうとしている。ただ、「副首都」の看板を掲げた作戦は失敗です。二重行政解消と防災の観点からの首都機能のバックアップは全然目的(主旨)が異なります。バックアップのついでに結果的に「大阪都構想」も達成していたという目論見かもしれませんが、防災の観点からすると、今後30年以内に60~90%程度以上の確立で発生すると言われている"南海トラフ巨大地震"を無視できません。首都より先に崩壊する確率が30年以内に60~90%程度以上なんです。全く「副首都」の意味をなしていない。税金の無駄使い以外、何者でもありません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5b26baa8ad5be649b272e677733ae43a8c614d5b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]