中部電力は、浜岡原発の再稼働に向けた審査で、地震の揺れを意図的に過小評価した疑いを持たれるデータを国に報告していたことが発覚しました。問題は、静岡県の浜岡原発3・4号機の再稼働を目指す中で、耐震設計の基礎となる地震のデータを不適切に算定し報告したという不正行為です。この不正は、去年2月に原子力規制委員会への公益通報をきっかけに明らかとなり、その後中部電力が社内調査を実施し、先月18日に規制委員会に報告しました。原子力規制委員会は、この影響で審査を中断し、今後の対応を話し合う予定です。

中部電力による浜岡原発の審査不正行為は、原発の安全性を危険にさらす重大な問題です。このような不正がまかり通る背景には、企業の利益優先や規制の甘さが潜んでいます。今回の事件は、そのような制度の欠陥を浮き彫りにしています。まず、透明性を高めるために、外部の監査機関による定期的かつ予告なしの査察を導入すべきです。
次に、公益通報者を守る制度の強化が必要です。通報者が安心して声を上げられる環境を整えることが、不正を未然に防ぐためには欠かせません。そして、企業が不正を行った場合の罰則をより厳格にすることも求められます。原発は、人々の生活に直結する重大なインフラです。その運営において、少しでも安全性が損なわれることは許されません。この問題を通じて、真に安全で信頼できるエネルギー政策とは何かを考える契機とするべきです。
ネットからのコメント
1、日本人は福島の原発事故で、原発に対する厳格な計画と管理の必要性を身に染みて分かったはずだ中部電力が再稼働を目指して国の審査を受ける中で、意図的に過小評価したデータを国に報告していたとしたら、自らの首を絞めていることに気づかないのだろうか原子力規制委員会も去年2月に外部からの通報を受け、やっと先月に報告を受けたということも問題点に対する真剣さを微塵も感じさせない原子力村がこのように閉鎖的で排他的な意識を改めない限り、原発に対する国民の理解と信頼を得ることは今後も難しいと思う
2、内部告発に近い感じですかね。過去にあった東電のトラブル隠し事件も似たような感じでした。これらにより運転の資質を問われましたが、なんとか稼働再開にこぎつけた矢先、東日本大震災でトドメを刺されました。中部電力はまず今の体質を解体して入れ替えるしかないかと思いますね。原発のプラント、現場は頑張ってると思いますが、上層部がダメですね。社会全体を、さらには自社の社員をも裏切る結果になってしまってます。
3、去年の2月に情報が入って、今年の1月に公表・・・どうして、これ程時間がかかるのか。その間にも、工事が進むかもしれないが・・・という以上に、その間、通報者を探すのに躍起になっていないか? 記者会見で反省を述べているらしいが、福島という大事故の後であるにもかかわらず、震度評価で不正を働くという事をする程の確信犯が、内部通報で不正が発覚したからと言って、今さら反省するなどと言う事がありうると思えない。反省するより、通報者に危害を加えようとすると考える方が自然だ。今回の反省の内容は「これからは絶対通報者を出さないようにする」という事になりそうな気がする・・・絶望。
4、原発の安全神話は福島の事故であっけなく崩壊したのに、未だにこのような無責任な体質の企業が運営するのは非常に恐ろしい。重要なインフラなので直ちに中部電力を解体するわけにもいかないので、このまま何も変化せずに続くとは思う。なので再び福島のような事故が起こる可能性は極めて高いと言わざるを得ない。政府は少なくとも事故が起こるという前提で被害想定を告知すべきでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2edc26252df0de75b0a9aae3af9f3f131d8344c0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]