愛媛県が開発した高級かんきつ「紅プリンセス」の苗木が、中国へ流出した可能性が浮上しました。「紅プリンセス」は、「紅まどんな」と「甘平」を掛け合わせた品種で、県の研究機関が約20年の歳月をかけて完成させたものです。苗木は県が許可した事業者のみの販売で、県外流出禁止の同意も得ています。しかし、中国の大手通販サイトで「紅プリンセス」を名乗る果実が販売されており、県は真偽確認と流出経路調査に追われています。品種登録は現在、中国・韓国で手続き中のため、仮に愛媛産であっても法的差し止めが困難な状況です。

この事態は、労力を費やして開発した知的財産が、不正流通により不当に利用されている可能性を浮き彫りにしています。職員の努力が軽視される結果となり、知事も怒りを露わにしています。
知的財産の流出は地域社会全体に打撃を与える重大な問題です。
まず、現状の異常さを無視してはなりません。県が20年の歳月をかけて開発した品種が厳重な管理下で流出する事態は、防護体制に欠陥があることを示しています。一方、未登録の状態では対応できない点も、大きな課題です。
この問題の背景には、①現行の法的保護が国際的視点では不十分であること、②流通経路や管理体制の甘さ、③海外市場への即時的な知的財産権登録の遅れが挙げられます。
解決策としては、第一に、国内外での品種登録の迅速化を進めるべきです。第二に、流通業者や関係者を含む徹底した監視体制を整える必要があります。第三に、不正流出を防止するための独自の追跡技術を導入することが求められます。具体例として、品種や苗木に識別可能なタグやDNA認証技術を取り入れる方法があります。
知的財産は地域の誇りであり、経済効果を生む重要な資産です。それが不正に奪われる現状は、労力に対する敬意を著しく損ないます。早急に適切な措置を講じ、地方の技術や文化を守る仕組みを構築するべきです。この問題が放置されれば、日本全体の価値観を揺るがしかねない深刻な事態となるでしょう。
ネットからのコメント
1、高級かんきつにしろシャインマスカット、とちおとめなど、生産者はいろいろと開発を行いおいしい果物を作ってきましたが、日本人の口に入るよりも中国に儲けさせているみたいです。最近だと抹茶もそうですね。世界のブームで日本の抹茶がなくなってきたら、日本の技術で中国が生産を開始したという。なんかばからしいですね。誰のために苦労しているのか。
2、何度同じことが繰り返されるのか、国としてしっかりその辺をフォローして生産者が存することが無いよう再発防止してもらいたい。でなければ農業の未来は苦しくなる。
3、みかん系って、苗木から果実が収穫できるようになるまで3~4年かかるし。品種登録2022年で、昨年あたりから国内農家が出荷しているとなると。そのまえの、二次試験後の現地適応性試験辺りには、苗木が流出していることになる。中国は、登録中となってしまうと、現状どうにもならない可能性が高い。どういう経緯で流出したのかは、可能な限り調査して解明してほしいが。海外の品種登録も済んでから、国内農家への苗木の流通くらいにしないと、今回のような流出は防げないかもしれない。
4、品種登録が完了するまでは、日本の農家であろうと苗木や種子は勿論、情報も渡してはいけない典型的な例。更に、研究センターに外部から人が入れるような状態であれば、苗木の窃盗目的で入ってもおかしくない。市場に出れば何百億円、何千億円と稼ぐ事を考えれば、民間の大手研究開発くらい厳しい施設にしても良いと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/24170eb9e39c7ea7bab0971c08ffd499eaeb004e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]