事件概要:2023年10月14日、日本音楽著作権協会(JASRAC)が、X(旧ツイッター)での楽曲利用について「個別の申請が必要」とするルールを公式アカウントで告知。この内容は注目を集め、同日夜までに投稿が250万回以上表示された。現在、JASRACはYouTubeやTikTokなどの主要SNSとは包括許諾契約を結び、これらのプラットフォームでは申請不要だが、Xでは動画に楽曲を使用する場合、事前申請と使用料の支払いが必要となる。告知を受け、X上では戸惑いや賛否が飛び交い、一部投稿者が過去投稿の削除を表明するなど混乱が広がった。

コメント:許諾契約を巡る問題が浮き彫りとなった今回の状況は、著作権管理と利用者の自由な表現とのバランスにおいて重大な課題を示しています。まず、Xが他のSNSと異なり包括許諾契約を結んでいない結果、利用者は個々に申請・支払いの手続きが必要となる一方で、そのルールが広く周知されていない点は非常に不公平です。
これにより、一部利用者は自身の過去投稿を恐れて削除するなど、個々の表現活動が制限される事態に繋がっています。
問題の本質は、著作権団体とプラットフォーム間の契約の不透明さ、利用者へのガイドラインの提示不足、そして複雑化する規制への対応が現状で十分になされていない点にあります。これらは、利用者の自由な創造性を抑え込む結果となり、著作権の本来の目的である創作者と利用者双方に利益をもたらす理念に反する構造です。
解決策として以下を提案します。
JASRACとX間での包括許諾契約締結を迅速に進め、利用者における負担を軽減。利用者向けに著作権ルールの分かりやすいガイドラインを作成し、広く周知徹底。著作権料の支払いが必要な楽曲や状況について透明性を高め、リスト形式などで簡単に確認できる仕組みを提供。今後、著作権管理が利用者の混乱を招くのではなく、創造性そのものを促進する方向へ改善されるべきです。これにより、表現の広がりと権利保護が共存する新しい文化基盤が形成されるでしょう。
ネットからのコメント
1、徴収の告知はこんなに早いのに、徴収した使用料がどれだけ正確に、末端のクリエイターやマイナーなアーティストに分配されているのかはいつも不透明。
まずは納得感のある『分配システム』を可視化してから、厳しく取り立ててほしい。
2、音楽教室から著作権料を取るという話でも揉めた件もあったが、歌を愛する人たちが好きな歌い手さんたちの歌を歌ってSNSなどに投稿するのをやめさせるような動きは本当に歌い手さんたちの為になる話なんだろうかと思う。少しでもその歌い手さんのことを好き、若しくはファンでなければ歌わないだろうし、ストリーミングなりダウンロードなりでお金を払って聴いている人たちなのではないだろうか。JASRACのやり方は行き過ぎではないかと感じてしまう。
3、歌ってみたに限らず、JASRAC管理音源の音声が含まれる動画を投稿する場合は本来は全て申請が必要なものだと思います。しかし現代の多くの人のSNSの使い方として、あまりに有って無いようなルールになってしまっていますね。気になるのは最近はコンサートでも1曲スマホで動画撮影可能、SNSで拡散してください。というのがありますが、その音源の権利者が許可しようともJASRAC管理音源を使用するならJASRACへの申請が必要。
というのが厳密なルールだったはずですが、こういう部分も含めて厳密な運用があまりに非現実的なものになっているかと
4、JASRACの活動実態をすべて知ってる訳ではないですし、全否定も全肯定もしませんが・・・権利者を守ることで、文化の衰退を招かない事を願ってます。厳しすぎる取り組みは、音楽業界全体にとって、自らの首を絞めかねないように思います。通常のビジネスでも、取引先に厳しすぎると、結局逃げられてしまいます。甘くしろという事では無いので、良い塩梅の制度や規制になれば良いですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1958899a4a5db93d88a23724be0e93636d00df5b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]