米国のドナルド・トランプ大統領が、中東和平を目指す提案に条件変更を指示し、イランの対応を再検討させる状況となっている。報道によると、トランプ氏はイランの核物質管理とホルムズ海峡の再開などを重要視して条件を厳格化。この変更は、米国とイスラエルによるイランへの共同攻撃開始(2月28日)を経て、戦争終結へ向けた交渉をさらに引き延ばす可能性がある。一方、和平案の決定にはトランプ氏の最終署名を必要とするが、29日の会議後も結論は出されず、政策の方向性に不透明さが残る。

今回の事案は、中東和平を目指す取り組みと軍事行動が相互に交錯する厳しい現実を映し出しています。和平提案が交渉の末に条件を厳しくする方向へ進んだ意図は、イランの核開発や地域の経済的中枢であるホルムズ海峡を重視した現実的な判断と言えるかもしれません。しかし、こうした一方的な修正が、すでに緊張が高まった状況で対話を促進するのか、それともさらに亀裂を深めるだけなのか、疑念を禁じ得ません。
現状で最も明らかな問題は、和平プロセスが短期的な成果への焦りと地政学的駆け引きによって翻弄されている点です。まずは①国際仲裁機関の仲介による透明性のある対話の場の設定、②衝突の即時停戦と状況凍結、③核管理の専門機関による監視体制の強化が不可欠です。さらに、ホルムズ海峡の封鎖問題こそ、地域経済を巻き込む危機として緊急の解決を要します。
戦争と和平が同じテーブル上で議論される不合理こそ、現代政治の病理を象徴しています。こうした混乱を跳ね除けるためにも、国際社会全体が一貫性を持った対応を求むべき時です。真の和平とは、その場しのぎでなく、全ての関係者が納得する「未来」を基に構築されるべきなのです。
ネットからのコメント
1、トランプは、和平交渉など、眼中に無いようだ。寧ろ、交渉している振りを演じているように見える。一方的にイランに爆撃した米国は、国際法違反であり、交渉を成立させるには、米国がイランの損害賠償請求に応じるなど、大幅に譲歩をしなければならないと心得ているからだ。さりとて、イランに譲歩したら、米国に大きな損害を与えて、トランプは、自分の立場を失いかねない。
だから、窮屈ではあるが、今の地位を保全する為には、世界の人々をインフレで苦しめても、中間選挙まで、時間稼ぎをする事が、大統領としての地位の保全に繋がると思っているのだろう。世のため、人のために大統領なったのでは無い。自分の私利私欲の為に、大統領の地位を利用しているようだ。
2、イランがホルムズ海峡を封鎖したから米国とイスラエルが攻撃したのではなく米国とイスラエルが攻撃したから、イランがホルムズ海峡を封鎖したことを忘れてはならないこの混沌とした状況をつくり出したのは、米国とイスラエルである
3、もともとオバマ政権時代に一度イランと核合意したのをトランプが反故にした経緯があり、トランプ側には軍事力行使までしたので「自分がオバマより優れた合意を結んだ」ということにしたい功名心が強く、それが合意の妨げとなっている。イランとしてはオバマ時代の合意以上の譲歩をすれば「米国に攻撃されたから前より不利な合意を結んだ」という格好になるのでそれ以上の譲歩をすることはできない。
4、もうトランプ氏に主導権が無いのは誰が見ても明らか。
トランプ氏がSNSで何を書こうが誰も信じないし、アメリカ国内での反トランプ機運も確実に高まっている。あとはバンス氏などの共和党の側近達がどこでトランプ氏を見限るかを見極めている感じかな。トランプ氏は大統領で無くなれば実刑は避けられないだろうし、次の民主党の大統領はトランプ氏に習って就任直後にトランプ氏がやってきたことを全て反故にするだろう。それはイランも分かっているから、もはやトランプ氏とまともに交渉する気なんて無いのだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bf04113c3f4de85f43f0ee93eec1358c42b224eb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]