世田谷区で2000年12月30日に発生した一家4人殺害事件は、宮沢みきおさん（44）、妻の泰子さん（41）、長女のにいなちゃん（8）、長男の礼くん（6）を犠牲にしました。この未解決事件の発生から約25年が経過しています。今年、警視庁は現場付近で見つかった地蔵に関して、新たな方法で情報提供を呼び掛けました。その結果、100日後に発見され宮沢さん宅を見るように置かれた地蔵が、日本石材産業協会等のホームページで紹介されました。

今月25日までに45件の情報が寄せられ、その中には「石材店のHPに掲載された地蔵の文字が似ている」という興味深い情報が含まれていました。警察は地蔵と事件との関連を現在調査中であり、引き続き市民からの情報提供を求めています。

未解決事件に25年も手がかりが得られないという現実は、私たちの社会に大きな不安を感じさせます。一家4人が無惨にも命を奪われたこの事件の解決に向けた警察の努力は認めるべきですが、依然として犯人が特定されていない状況は、司法制度と警察の捜査能力に欠陥があることを示しています。石材店の情報は興味深いものであるが、それが決定的な証拠となるかどうかは未だ不透明です。まず、捜査の透明性を高めるためにより多くの情報を公開し、市民協力をより強く促すべきです。次に、国際的な捜査協力を拡大し海外の技術的な支援を得ることで、行き詰まった状況を乗り越えられる可能性があります。

そして、長期未解決事件への専門チームを組成し、継続的な捜査体制を確保することも必要です。この痛ましい事件の解決は、被害者の名誉を回復し、社会の安全を取り戻すために不可欠です。

ネットからのコメント

1、心ある人が悼む気持ちで置いた様な気がするけどね。残虐な事件の犯人とは関係無い気がします。それにしても、もうすぐ発生から25年。こんな情報すら小出しに今頃出さないと行けないのも手詰まり感が漂いますね。

2、この事件、犯人の侵入経路が浴室の窓となっているが、横30センチ縦40センチの小さな窓。捜査員の検証では細身の人間なら通れたとなっているが、犯人の当日の服装はラグランシャツの上にユニクロのエアテックジャンパー。そんなゴワゴワした状態で通り抜けられたのか？？また逃走経路も同じく浴室の窓となっているが、地上から約3.3ｍの高さは昇るよりも降りるほうが難しいと思うが...30日の午後10時～NHKの「未解決事件」で放送があるようだが、注目したい。

3、何年か経ったあと石材屋さんに聞いてまわってましたね。わかることはお伝えしましたが熱心に捜査されていて警察の方達は本当にすごいなと思いました。

名古屋の事件の犯人がつかまったのでこちらも早く解決するよう願ってます。

4、悲惨な事件で当時かなりニュースになったし、追悼の意図で誰かが置いた可能性が高いと思う。この事件は遺留物の多さが仇になって捜査が進まない事例として有名。善意で地蔵を置いた人が居るとして、匿名が美徳だと思っているかもしれないけれど、それが捜査関係者のリソースを消費していることを知って名乗り出てほしいものです。