2025年7月26日、広島で行われた陸上のインターハイにて、16歳の清水空跳(星稜高校2年)が男子100メートルタイム決勝で10秒00(追い風1.7メートル)を記録し、優勝した。このタイムは日本高校新記録で、桐生祥秀の従来の記録(10秒01)を更新。また、9月の世界陸上選手権の参加標準記録(10秒00)をジャスト突破した。
清水はU-18世界新記録も樹立し、今季日本最速のタイムを記録した。代表選考においては、現在、サニブラウンと清水の2人が標準記録を突破しているが、世界ランクでサニブラウンに劣るため、清水が代表に選ばれるには他の選手のタイムが不振である必要がある。
清水空跳選手の10秒00という素晴らしい記録は、ただの個人の栄光にとどまるべきではない。彼の才能と努力を認める一方で、現行の日本陸連の代表選考基準には大きな問題がある。特に、日本選手権での成績が代表選考に強く影響し、出場資格が順位だけで決まる現状は不公平だ。たとえば、清水選手が日本選手権で準決勝で敗退したにもかかわらず、世界選手権に出場する可能性を持つのは明らかに矛盾している。
この制度は実力がある選手を見逃すリスクをはらんでおり、改善が急務だ。
まず、選考基準をより柔軟に変更すべきだ。参加標準記録を突破した選手は順位に関係なく、選考に加えるべきだ。また、世界ランクや個々の記録を総合的に評価する選考方法が求められる。加えて、選考過程が透明であり、誰もが納得できるようにするべきだ。才能ある選手が制度に足を引っ張られないような仕組み作りが必要だ。
ネットからのコメント
1、16歳で10秒00って、これはもう「衝撃」の一言。桐生選手がついこの前の日本選手権で優勝した時の記録(10秒23)を大きく上回ってるんだから、まさに新星登場って感じですね。ただ、日本選手権では準決勝敗退だったこともあって、世界陸上の代表に選ぶかどうかは簡単な判断じゃないでしょうね。でも、こういう“未来のエース”に世界の舞台を経験させることも、長い目で見れば日本の陸上界にとって大きなプラスになるはず。
2、すごい高校生が現れましたね。まだ16歳でこの記録とはどんな筋肉してるんでしょう。これから走りの専門家に徹底的にトレーニングしてもらったらどこまで記録を伸ばせるのか。
日本記録や世界記録まで狙えるかもしれませんね。カール・ルイスの頃は日本人がこんな走りをするなんて想像も出来なかったのに驚きました。
3、清水空跳という名前をみても、もしかしてご両親も陸上経験者で希望を込めて付けた名前なのだろうか「塁」という名の野球少年がいたり、「シュート」と当て字で読ませるサッカー少年がいたりするけど、親がその競技の経験者で子供に思いを託しているのかと思うような名前の選手をよく見かける気がする
4、これは歴史が動いた。偶然にも12年前に好記録を出した桐生が今季絶好調。東京世界陸上で共演となれば、一つの時代が終わって新しい時代に移り変わる節目の大会となるかもしれない。だが桐生も黙ってないと思うし先輩としてのプライドを見せてほしい。いつかは純日本人が黒人の中に紛れて五輪や世界陸上の100mファイナルを走る姿を見てみたいものだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef3dd2ccc124e6aeeef697e9404cbb29b335aa8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]