第一段階:概要
2015~2024年度の10年間、全国の国道で発生した陥没・空洞は合計1157件にのぼり、その約40%は埋設管の破損による土砂の「吸い込み」が原因でした。特に、施工不良による地盤の締め固め不足が2割を占め、同じ1キロ以内で複数回発生する事例も多く見られました。埼玉県八潮市では、1983年に埋設された下水道管が破損し、1月28日に最大幅40メートル、深さ15メートルの陥没が発生。
トラックが転落し、運転手が死亡しました。国交省は、道路下の状況を早期に把握できる体制の強化を進めるとしています。専門家は、災害時の緊急輸送路として国道の維持管理強化を提案しています。
第二段階:コメント
【批判型】
全国で発生した陥没・空洞の件数が10年間で1157件を超えるという事実は、公共インフラ管理の深刻な問題を浮き彫りにしています。特に原因として浮かび上がった「埋設管の破損」と「施工不良」は、いずれも管理体制の欠如を示しています。政府や国交省がこの問題に十分に対応できていないことが、住民の安全を脅かしているのです。特に、同一箇所で何度も発生する事例は、現場の調査・修繕が後手に回っている証拠です。このままでは、地震などの災害時に緊急輸送路として機能せず、多くの命が犠牲になる可能性があります。
その解決策として、まず第一に、各地の道路におけるインフラの定期的かつ徹底的な点検を義務化し、地下インフラの維持管理のための独立した専門機関の設立が必要です。次に、施工段階での品質管理強化と、早期発見を促進するためのデジタル技術の導入を進めるべきです。最後に、地域ごとのインフラ管理者と密接に連携し、問題を共有・解決する体制を築くことが急務です。今後、このような不正義を放置しておいては、住民の信頼をさらに失い、未来の悲劇を招くことになります。
ネットからのコメント
1、これはぜひ、読売新聞のサイトに行ってビジュアルデータが載ったページを見た方がいい。道路ネットワークが密な三大都市圏だけでなく、北陸や中国地方の日本海側、四国にも陥没が集中している様子がわかる。この記事には書いていないが、こうした陥没は特に夏に起きているそうだ。気候変動の影響で集中的な降雨が頻発するようになると、下水管のダメージや地盤のゆるみも起きやすくなる。
2、各地の自治体で「コンクリートから人へ」とか言って、道路や水道などのインフラ整備の予算を削って子育て支援や生活支援などの予算を増やしてる所も多いよねそういう政策を掲げた市町村長や議員が持て囃されて、選挙でも当選してるよねそういう市町村長や議員は、数年で政治から引退するどころか高齢のためお亡くなりになってて、責任なんか取ってくれない住民が選んだ政策であり市町村長・議員なのだから、そのツケは住民が受けることになる目先の支援だけでなく長い目で見て行かないと、こういう事態になる
3、全国の国道で10年間に見つかった陥没・空洞は計1100件超にも上るとの事である。日本各地のインフラは高度成長期に作られた物が多く老朽化が激しく事故の発生や維持・更新コストの増大が懸念される。政府はガソリンに多くの税金を課して徴収してるが本来道路の建設や整備に使われる「道路特定財源」は何に使ってるのか。政府はガソリンで徴収した血税を余計な事に使わずに道路の修復工事等にシッカリ使うべきである。
4、インフラなんて一般的に40〜50年と言われている。今ある道路や下水道のインフラは丁度40〜50年前の高度成長期に作られたものだから、これから加速度的に増えてきそうな気がする。見た目は問題いだけで八潮の陥没事故の様な穴が口を開けて待っていると思うと、怖くて運転できないな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/09c4cb37bbf6f25d2e970face81be54ec87b388d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]