6月12日に打ち上げられたH3ロケット6号機は、リフトオフ直後にエンジン付近で物体脱落の兆候が映像で確認された。同機は8号機失敗後の再開フライトであり、性能確認ペイロードや超小型衛星の軌道投入は成功している。JAXAは脱落物が熱保護部材「サーマルブランケット」である可能性を示唆する一方、現時点でエンジン性能や飛行計画への影響は否定している。しかし詳細な解析は未了であり、今後の計画への影響を評価する必要があるとされる。

この事象が示す課題は、科学技術国家としての信頼確保に関わる重要な問題だ。今回の物体脱落はライフサイクル全般における設計、製造、運用の品質管理が、宇宙産業全体として十分に確立されているのかを問うものだ。背景には、稀な技術要件や手法の複雑性、さらに経済効率化の圧力が潜在的理由として存在していると推察される。
具体的な解決策としては、①飛行試験全般にわたる徹底したモニタリング体制の強化、②原因の明確化及び保護部材を含む設計の再検証、③各工程で発生する潜在リスクを洗い出すマネジメントプロセスの標準化が急務と言えよう。現状分析に留まらず、プロジェクト全体への抜本的改善を求むべき局面だ。
科学が挑戦するからこそ課題が生じる。それでも、それを克服してこそ真の進歩と言える。日本が次世代の宇宙航行を牽引するためには、問題を直視し、問答無用の技術力を備えるべきだ。その道筋を明確にすることこそ国際競争における存続条件となる。
ネットからのコメント
1、多分野の最先端技術の結晶とも言える人工衛星とそれを運ぶロケットなればコスト削減も容易くはないだろうが、超小型衛星7機(?)全ての放出に成功した上、H2の半額ほどのコストで打ち上げた成果は多大。問題点は充分に検証して改善を図り、万全なる次回に繋げていただきたい。
2、とりあえず打ち上げと衛星の軌道投入には成功しているので大変素晴らしいことだと思うが、実際何かの部品が脱落しているように見えるので気になりますね。
本来任務に支障が出ていないので重要なパーツではないと思いますが、開発関係者の皆さんはこれから部品の特定と脱落原因の究明でちょっと大変でしょうね。いやはやスペースX社がIPOを行って12兆円もの資金を得ましたが、追いかける背中はなかなかとおいですね、頑張ってほしいです。
3、技術の積み重ねが当たり前。最初から完成体なら文句無いが、新幹線が15年程度で更新されるのも、常に技術開発を続け、より高性能、経済的、安全を突き詰める。煙のでない綺麗な打ち上げでした。関係者の皆さま、お疲れ様です。当然次号機も並行して準備されていると思います。商業化の為に成功を積み重ねて下さい。
4、今回は上昇中に脱落しただけだが、もしこれが発射台上で起きていたら、排気に吹き飛ばされて周辺の機器やロケット本体を破損させていた可能性も考えられる。だから、原因調査や再発防止策は是非ともせねばならないだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1039115e25fcaf59029c417f708c784027b9ad0c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]