事件概要:国際刑事裁判所(ICC)は、薬物犯罪対策「麻薬戦争」を巡る人道に対する罪で、フィリピンのドゥテルテ前大統領を起訴した。同氏は2013~18年にダバオ市長や大統領として、76人の殺害、2人の殺人未遂に関与し、警察や暗殺団を利用した強権的な手法で治安を改善。また、フィリピン全土での取り締まりでは数千人が超法規的に殺害されたとされる。健康状態の悪化を理由に弁護人が訴追取り下げを繰り返し求めたが、これまでICCに退けられている。一審判決までには数年かかる見通し。

コメント:ドゥテルテ前大統領へのICC起訴は、深刻な人権侵害を問う歴史的な裁判である。同氏が大統領任期中に「麻薬戦争」を名目とした強権的政策を展開し、数千人が法秩序を逸脱して命を奪われた事実は、制度の欠陥と権力乱用の典型例だ。本件の本質は、個人の独裁的手法が国家機関を支配し、正義の名の下で組織的殺害が正当化される危険性にある。
この問題に対する解決策を提示するならば、まずは国家の法廷と権力分立を強化し、権力の濫用を抑制する制度設計を再構築すべきである。次に、国際的な監視機関を設け、人権侵害の防止において厳格な評価基準を設定する。そして、犠牲者の遺族に対する正当な補償と回復支援を進め、社会的再建を優先するべきだ。
この裁判が進展することで、権力乱用が国際社会で許されないことを示す明確な先例となり得る。民主主義の本質とは、法と人権が権力よりも上位に位置するということだ。この事件は、その価値観を問い直す機会になるだろう。
ネットからのコメント
1、この人は名君だと思う、薬物にギャング撲滅に多大な功績を残したし。人道に対する罪ならネタニヤフとトランプも裁かれるべきではないのか?
2、薬物取り締まりで成果を上げたのは事実だと思います。ただ、実際に無関係な方や微罪の方も殺害をしていたとの報道もありましたし、全くなかったとは言えないと思います。個人的にはフィリピンの治安を良くした大統領だと思いますが、麻薬とは無関係で家族を殺された方から見たら犯罪行為だと言いたいのも理解出来ます。
麻薬関係者に対する対応は評価出来ると思います
3、犯罪者の方が厳格に処罰される事を承知で犯罪に染まるならお互いに公平である。この大統領は逆に評価されるべきじゃないかな?日本でも、サギ、泥棒は同額以上の金銭賠償済むまで労働刑を設定して福島原発の作業員として労働させるとか、離島のインフラ、建設労働員として働かせるとか。飯食わせて期間満了で出所する制度は被害者だけが損失、絶望で終わるから良くないね。
4、当時は治安を劇的に改善して英雄視されていたはず。ただ、こういう1人で大鉈を振るう際には、後でこういうことになる可能性は残る。たとえ自分が殺していなくても。そして、残念ながら今のフィリピンが良くなったとは言えない。一方で、大規模な戦闘における殺人は人道上の罪に問われないのか。イスラエルが最たる例。軍が出動しているからという大義名分はあるだろうが、指示役と実行役という意味では、ドゥテルテと大差はないし、むしろイスラエルのほうが悪質とも言える。ICCには恨みも何もないが、総じてこういうのは正義とは呼べない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b2c9c8c3a287daf46d89a0edcecb43bed8d52dd8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]