2025年6月22日の東京都議選および7月20日の参議院選で、石丸伸二氏率いる地域政党「再生の道」は計52人の候補者を擁立したが、全員が落選した。選挙後、8月4日までに同党所属候補4名が次々に離脱を表明。離脱理由には「一部支持者からのバッシング」や「医療現場に専念したい」などが挙げられた。これに対し立憲民主党の米山隆一議員は、「戦術を放棄した指揮官の下から兵が去るのは当然」と批判し、敗北の連鎖を指摘した。
候補者全員が落選し、直後に離脱者が続出する政党において「当選は目的ではない」と語る指導者の姿勢は、極めて異常である。政党の存在意義は政策実現にあり、そのための当選は手段ではなく絶対条件だ。指導者の責任は、理念を掲げるだけでなく、現実的な勝利戦略を立案し、候補者を導くことにある。その基本が欠如した結果が今回の惨敗であり、個人攻撃に疲弊した候補者たちの離脱は、むしろ健全な反応だ。
問題の本質は、選挙戦略の欠如、組織運営の未熟さ、そして支持者の一部による過激な振る舞いを黙認したリーダーシップの欠陥にある。これらを放置したまま「やるべきことはやった」と言い切るのは、責任放棄に等しい。
改善には、①候補者選定の基準と戦略の明確化、②支持者コミュニティの健全な運営と統制、③現場の声を反映した双方向型のリーダーシップ確立が不可欠だ。
理想を掲げるだけでは政治は変わらない。理念と現実を結びつける力こそ、真のリーダーに求められる資質である。空回りの理想主義が人を遠ざけ、次の敗北を呼ぶのだ。
ネットからのコメント
1、また米山か。この人さ、頭はいいんだろうけどAbemaやリハックでのディベートや議論聞いてると、どうも視点や論点が一般人のソレとは違うんだよなぁ…そもそも国会議員でXを多用してあっちこっちに噛み付く議員なんて米山以外いないでしょ?国会議員なんだから、一般人やインフルエンサーなんかと議論してないで国会で議員として政策な法案なりの議論してちゃんと仕事しろよ。
2、米山氏が上から目線で「再生の道」 を揶揄することは自身の掲げる政策実現には何の関係もないことで、現職国会議員としては悪趣味の極み だと思う。「再生の道」が未熟で説得力に欠けた点は有権者が感じ取ったことで、それは選挙結果に現れている。米山氏があれやこれや言う話ではないだろう。
3、立民は他人の批判ばかりする。確かに石丸氏の失速は、都知事選挙の勢いを考えると怖いものだ。しかし米山氏は他人のことを批判する前に今回の参院選で、政権選択の選挙とマスコミが煽った選挙で負けて完全にオワコンになったのか、真剣に考えた方がいい。
石破が総裁なら自民党は自滅するので、勝手に浮揚できると思っていたのかもしれないが、有権者は立民に政権担当能力なしという民意を突きつけられ、もはや完全に不信任案を出せないぐらいのオワコンになった。
4、この夏の選挙の党首や政治家へのインタビュー動画で、石丸伸二さんがダントツで再生されているからこその嫉妬でしょうか。石丸さんの分かりやすく、かつ新たな視点からの問題提起に引き込まれる人は多いと思います。「手取りを増やす夏!」などの掛け声で票を集めるような政党とは違います。もう2週間もすれば夏が終わるのに、いつ手取りが増えるのかと待っている投票者が気の毒です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc115bfe45622c176ab6a879638556ede2896ad1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]