事件概要:
2025年、第二次世界大戦の終戦から80年を迎え、米国のオークションサイト「イーベイ」では、旧日本軍の軍刀や防空頭巾などの戦争遺留品が多数出品され、問題視されています。これらの遺留品は、出所が不明な場合が多く、遺族に返還されることなく売買されています。
特に、軍刀は260ドル(約3万8000円)、ガスマスクは600ドル(約8万9000円)という価格がついており、ネットオークションでの取引が繰り返されています。出品された遺留品の95%は出所不明であり、戦争遺品の保存や返還活動が難航しています。専門家は、国が専用の施設を設立し、戦争遺留品を保護する必要があると訴えています。
コメント:
戦争遺留品がネットオークションで無秩序に取引され、散逸する現状には強い懸念が抱かれます。特に、遺族に返還されるべき大切な遺留品が、出所不明のまま商業目的で扱われることは、道徳的にも問題です。国は、歴史的遺産の保護を最優先にし、戦争遺品を管理するための施設設立を急ぐべきです。
たとえば、民間団体や資料館との連携を強化し、戦争遺留品が適切に保存される環境を整えることが必要です。また、ネットオークションの運営会社に対する監視を強化し、出所不明の遺留品が取引されないよう規制を強化することも求められます。戦争の痛ましい歴史を繰り返さないために、遺留品を通じてその意味を深く考える機会を提供する施設が必要です。
ネットからのコメント
1、特攻隊員の水筒や千人針まで売買の対象になっているとは…、専門家の方が言われるように、専用施設を作って、保護管理するべきかもしれません。性善説に期待がもてない今、お願いベースの自粛要請では、出品を止められないと思います。そもそも人の気持ちを慮れる人が、戦争で命を落とした方の遺品をオークションにかけるとは思えません。ご遺族の気持ちを考えると、一日でも早い対応が求められると思います。
2、80年も経つと、終戦当時に生まれた人でさえもう亡くなり始めでもおかしくは無いしね。祖父母が亡くなって実家を整理していたら曽祖父の戦利品がわらわらとガレージの奥から出てきた…とかありそう。
おそらく、同じことは日本国内でも起こるだろうし、現にもう起きているかも。いかに戦争の遺留品と言えども、残された側に興味が無ければ、残念ながらゴミ同然と見なされてしまう。オークションやフリマサイトに出品され、興味のある人や価値の分かる人に救われるのがまだマシなのかもしれない。雑多に捨てられて焼却されるよりは、よほどいい。
3、日記や手紙や連隊旗や名入りの軍装や血染めの軍装など、歴史の一次資料になりえるものは逆にオークションサイトを通じて好事家が収集していれば、後世に残りやすくなることもあると思われます。
4、これ自体全く好ましい行為ではありませんが、これが今の世の中なんだと冷静には受け止めてはいますこれだけの数の人間が地球上に居て、それぞれの考え方で動いているのですから、それを制御しようという事自体がそもそも無理なんですよね戦後80年経過しているので、物によっては引き取り手がゼロの物も多数あるかと思いますこういう流れがあるから残り続けてくれるモノもある、と改めて考えてみれば、全てがダメとは言えないような気もします勿論旧日本軍の方々の遺留品であれば、日本に帰ってくるのが一番ではありますが、それを手にした外国の人に、元々あった戦争に対しての意識を変える何かが生まれたなら、遺留品の持ち主だった英霊の方々も納得してくれるかもしれません
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/be5b826fcc86616cba3f70eac8fa6931996d416a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]