イランの軍事能力に関する報道が続く中、アメリカ政府の発表内容と実態の乖離が注目されています。CBSテレビが22日に伝えたところによると、今月7日の停戦開始時点で、イランの弾道ミサイルの約半数が無傷で残存していることが判明。また、トランプ元大統領が「壊滅した」と主張していた海軍力も、革命防衛隊の約6割が健在であることが報告されました。国防情報局はさらに、イランが数千発のミサイルと攻撃型無人機を保有し、依然としてアメリカ軍や周辺地域の脅威となり得ると分析。加えて、イランが重要海峡に敷設した機雷の除去には半年を要するとの見解も示されました。この報告は、軍事力に関する情報公開の精度やその意図に疑念を投げかけています。

アメリカ政府の過剰な楽観論が露呈したこの状況は、安全保障の観点から極めて異常と言わざるを得ません。まず、外交や戦略を語る上で欠かせない「事実に基づく評価」が損なわれており、不正確な情報が国際的な緊張を不要に高めるリスクを孕んでいます。
その背景には、軍事力評価を通じて国内外の支持を得ようとする政治的動機があると考えられ、透明性の欠如が問題の核心です。
では、どう対処すべきか。第一に、軍事力評価における独立した第三者機関による監査の導入が必要です。これにより、政府発表が誇張に歪められるリスクを低減できます。第二に、議会やジャーナリストが情報公開へのアクセス権を強化し、政府の監視体制を強化するべきです。第三に、国際社会全体で軍事力不透明性の是正を進め、対話と予測不能な軍事行動回避の土台を築く必要があります。
現実を直視しない誇張は、一瞬の支持を得るかもしれませんが、長期的には信頼と安全を損ないます。確かな情報に基づく対話こそが、真の安定をもたらす道筋です。
ネットからのコメント
1、この報道も本当のことなのかは怪しいでしょう。アメリカは昔から敵を強大だということで軍事行動や軍事力の拡大を正当化する国ですから、イランにはミサイルがまだたくさん残っている、まだまだイランは危険な国だ、イランに備えなければならない、イランを叩け、という論理に持っていく可能性が高い。
まあいずれにせよイランも攻撃に備えて大事な兵器は頑丈な場所に隠していたでしょうし、ある程度は事実でしょうね。はやくこの壮大に無駄な戦争を終わらせてほしい。
2、半数残存してるというのと、半数が稼働できるのは別の話。逆にイランからすれば、海峡や湾岸諸国のプラントが確実に破壊できる程度のミサイルや機雷やドローンがあれば十分戦える。こういう記事を一般向けのトピックスとしてのせるなら、記事が意味することや影響などきちんと軍事の専門家の解説ものせてほしい。
3、トランプ氏がほぼ壊滅したと言っても今では誰も信じちゃいないでしょ。だいたい本当に壊滅したのならイランの体制転換を目指して一気に地上戦に突入していましたよ。必要なら宣言せずに発電所の攻撃もしていました。だから本当のところは最初の空爆で破壊し切れなかったと悟り、しょうがなく交渉で解決の道を探ったと考えられます。それは今も変わらなくて、強襲揚陸艦や海兵隊など地上戦を意識した派遣をしているとはいえイランの反撃力を警戒しているから、次の戦闘を躊躇っているのだと思います。
4、イラン革命以降ずっとアメリカと敵対関係にあって、イラン・イラク戦争もあったし、湾岸戦争の煽りでイランが攻め込まれる危惧もしてただろうし、シリアのアサド政権が崩壊してイスラエルの標的がシリアからイランに移る事容易にに予見できてたと思う。イスラエルからはハマスやヒズボラの絡みでいずれ必ず本格的攻撃をする事を想定はしてたんだと思うし、向こうから攻撃される箇所がある程度露見しているのは織り込み済みだったのではないだろうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9494a70d6e7ce674d0c05097b96e200f32f0a4da,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]