2016年5月、東京都小金井市で音楽活動をしていた冨田真由さん(当時20歳)は、ライブ会場近くでファンの男にナイフで刺され重傷を負った。事件前、冨田さんは男のつきまといを警察に相談していたが、警視庁側は危険性を認識していなかったと主張。2019年に冨田さんと母親は警察の対応を怠ったとして損害賠償を求めて提訴。
約6年後、和解案が成立する見通しで、警視庁は「見舞金」を支払うことで冨田さんに対応の不十分さを認めた。冨田さんは、同じ被害が再発しないような対策を警察に求めている。
この事件は、警察の対応の不備と社会の安全性に対する重大な警鐘を鳴らしています。冨田さんが繰り返し警察に命の危険を訴えたにもかかわらず、警視庁はそれを軽視し、結果として彼女が命を危険にさらされることになったのは許し難い事実です。警察の対応が甘かったことは、職務を怠った証拠であり、今回の和解案における見舞金支払いは、それを事実上認めたに過ぎません。
問題の本質は、警察内部での対応の遅さと認識不足にあります。冨田さんが相談した内容に対して、もっと早急で的確な措置が取られていれば、悲劇は防げたかもしれません。
このような事態が二度と起きないよう、警察は対応体制を見直し、ストーカー被害者の警戒を強化することが急務です。
解決策として、まずは相談内容の危険性を常に高く認識し、適切な保護措置を即座に講じる体制を整えるべきです。さらに、被害者の声に真摯に耳を傾け、命に関わる危険がある場合は、徹底的に対応を行う必要があります。最後に、警察内部での情報共有や連携を強化し、今後の被害者を救うための取り組みを強化しなければなりません。
冨田さんが受けた痛みと裏切りを二度と繰り返さないために、警察は今後、もっと真剣に向き合わなければなりません。
ネットからのコメント
1、現場の警察官の多くは守ってあげたいと思っているが、現行法では無理。新たに法改正が必要。政治家や役人が弱者の為に法改正する気がない。選挙時の候補者や政治家への警備をみればこの国の優先事項が良くわかる。国民の生命より身内の生命が大事。
2、当初重体の被害でその後意識回復された方かと覚えてます。死ななければ動かない現状では、同様の性犯罪はなくならない。海外のように危険人物に位置情報を付けたり、強制隔離する措置が導入されるべきです。
3、なんで、おかしいと思うルールを政府は直さないんでしょう。これ件は難しいでしょうが、例えば無断駐車された場合警察に言っても持ち主しか移動できないって、放置されるとか、昔からある被害なのにそのままだし、車の窃盗でも刑を重くしないし、捕まっても弁償する気がある振りしておけば少しだけ払えば捕まらないとか。
4、このニュースは大きい。警察が見舞金を払ってくれる画期的な前例がはじめて出来ることになるのだから、今までのストーカー殺人や傷害事件で警察に相談したことのある被害者は、これから全国多発的に裁判を起こしたほうが良い。逆に今回の支払いを特例とする理由づけが必要になるので、裁判の結果は被害者にかなり有利になると思われる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cbcc3030ec52f9773c2f0e562589ceb643e891ca,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]