東京電力ホールディングス(東電HD)は、再建計画の一環として提携先企業を公募し、国内外から数十社が応募しました。提携先候補には、資金力を持つ投資ファンドやエネルギー会社が名を連ね、脱炭素やデータセンター事業での協働が焦点となっています。提案の精査は「アライアンス検討委員会」で進められ、1社単独ではなく複数企業との連携も視野に入れています。しかし、海外企業が提携先となる場合、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく政府審査が必要で、慎重な調整が求められます。また、原子力部門を除いた中間持株会社を設立し、外部資本を導入する組織再編も検討されています。

東京電力HDの提携先募集は、これまで浮彫りになってきた財務・構造問題を映し出すものです。まず、エネルギー危機のなかで再建計画に外部資本導入を組み込む必要性という異常性を考えざるを得ません。
同社がレンジ外資本へ依存せざるを得ない状況は、過去の管理運営の不適切さを黙認してきた結果でもあります。エネルギーという公共性の高い分野で、一企業が負うべき責任を超えたリスクが存在していると言えるでしょう。
問題の本質は、東電の経営再建が社会・環境双方に対するコミットメントから乖離している点にあります。提携先を公募するという姿勢自体は包括的である一方で、国内エネルギー政策や安全保障、そして長期的な脱炭素社会の実現に沿う形となっていなければ、再び国民の信頼を裏切る恐れがあります。
解決に向けた具体策として、まず第一に、提携先選定において政府のみならず独立機関の透明性審査を導入すべきです。第二に、国内エネルギー企業との連携を重視し、外資への依存度を緩める計画を具体的に示すことが求められます。第三に、脱炭素目標を実現する明確な指標を提携条件に組み込み、提携企業を精査する必要があります。
電力事業は、安全保障や国民生活と密接に関わる分野です。短期的な資金調達に頼る姿勢から脱却し、社会的責任と長期的視座を持った体制改革が急務。
過去の失敗から学び、一つの判断が国民の未来を左右するという大局観を持つべき時です。
ネットからのコメント
1、中東へのエネルギー依存が今大問題になっているのに、東京の電力を外資に握られたら本当にまずい。電力会社は原価が上がれば〇〇賦課金と称して広く薄く値上げする会社、そして使用者は節電しても限界があり電力会社のいいなりに払うしかない。その舵を外資に渡すのは恐ろしい。
2、今や日本株の主役は外国人投資家です。【現実的な数字】・上場企業の株の約3割が外資・売買の約6〜7割が外資つまり、私たちのインフラや大企業の存続は、すでに外資の判断に大きく左右される構造になっています。東電の再建に外資が手を挙げるのは、それだけ日本に投資価値がある証拠とも言えますが、一方で「日本の公共インフラが投資商品化していく」という危うい局面に立たされていることも忘れてはならないと思います。
3、東電は持ち株会社制になっていて原発以外の火力等は大分、中部電力との合弁のJERAにしてあるし、販売も再エネも送配電も一応は持ち株会社の下の事業会社。
今後、持ち株会社制をとる九電は原発も傘下の1つの事業会社にするようなんだけど、東電はどうなんだろう?歪んだ原発会計で、負債でしかない使用済み核燃料を資産計上とかして実質上のヤバい決算を繰り返してたら、上場していて、海外投資家も沢山株主にいるのに、いずれは日本の株式市場の信頼を揺るがす大事件に発展して、電力事業者の歴代経営陣だけが大変なことにならなけりゃいいけど。福島第一の事故後のようにケーサン省の方は我関せずって逃げおおせて。
4、首都東京を抱える巨大なインフラ会社。国が必ずバックアップする見込みがあるから金の亡者が集まってくる。これは経済ではなくて政治の話。負担は税金で処理しておいて、、儲かるところはファンドが手を出す。なんだかなぁって思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6955d953c8287458714312f49747e4399b2f5d74,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]