北海道斜里町の羅臼岳で14日午前11時ごろ、登山中の20代男性がヒグマに襲われ、安否不明となる事件が発生しました。通報した別の20代男性によれば、襲撃された友人は先行して200mほど前を歩いており、名前を呼ばれて駆け寄ったところ、クマと格闘している友人を目撃したとされています。被襲撃者は両足の太もも付近からの激しい出血があり、クマに引きずられて行方不明となりました。
警察は新たな登山客の入山を規制し、ヘリコプターでの救助活動を行ったが未だに数十人が下山できていない状況です。地上での捜索は安全の観点から14日は断念され、翌15日午前4時半からの再開が予定されています。
この事件は赤裸々に自然の脅威と人間の無力さを浮き彫りにしますが、問題の根源は安全対策の不徹底にあります。登山ルートの詳細なヒグマ出没情報の提供と、登山者の間でのコミュニケーションツールの導入が急務です。また、安全教育のさらなる強化と、民間組織との連携を活用した効率的な緊急救助システムの構築が求められます。この事件は個人の意思で登山に挑む自由と、自然の力に対抗するための社会的責任の間での葛藤を示しています。自然の驚異とその力を無視することはできず、山岳地帯での安全確保は政令や個人的な配慮だけでなく、社会全体の連携と支援が不可欠となるでしょう。
社会的責任の履行と個々の安全意識を併せ持つことが、未来を築くための鍵といえるでしょう。
ネットからのコメント
1、ヒグマが増えすぎているのです。だから登山道などの人の活動域で遭遇する確率が増え、クマも人慣れしてきたのだと思います。過去に北海道のいろいろな山に登りましたが、糞やアリの巣を掘った痕跡は見ることはありましたが、姿を見ることは滅多にありませんでした。もはや駆除による頭数制限は必要です。人を襲うことを経験したこのクマは危険です。駆除されるまで入山は禁止すべきです。
2、とうとう起きてしまったかという感想です。40年前から羅臼岳には登っていますが、昔は熊の方から人間を避けていたが、近年は人間を見ると接近して来る個体が多いのは気にしてました。山のエサの不作など様々な理由はあるとは思うが、一番は登山客のマナーの低下にあると思う。飴やチョコレートなどの包み紙を投げるなどのちょっとした行動が熊を人間に近づけさせてしまったと思う。今後の対策を検討し、安全を担保出来る迄は入山禁止はやむを得ないと思う。
3、北海道住みでいつも羅臼岳には登山しています。
何度かヒグマとは羅臼岳では遭遇していますが距離感もあり人を恐れるヒグマも多かった。しかし今回の事例は以前から人を恐れないヒグマだという事!そして何日前からその逃げないヒグマは確認されており登山者からの通報もあった。ヒグマの生息地は承知の上で入山している方が大半だと思うが知床、羅臼岳での登山者がまさか襲われるとは誰も想像してなかったように思える。以前のつきまとう逃げない個体を甘くみた結果なのかも知れない。予兆があったならなんらかの入山禁止や駆除といった手段を早めに取るべきだったと思う。今回を機に知床の事情も変わる予感がする。
4、恐ろしいですね。私も羅臼岳登山した経験ありますが途中の林の中からグオーという今まで聞いた事もないような鳴き声がしてビビりました。なんの鳴き声かは分からずでしたが、一歩間違えたら同じ運命だったかも。もう北海道の山なんて登れたもんじゃないですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3c69e182beffae82ee2add18fb43f795fc24898c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]