井上尚弥選手がサウジアラビアのリヤドで行われた防衛戦において、アラン・ピカソ選手との試合で判定勝ちを収めた。この試合は「Lemino」で5500円の有料配信されたが、一部のファンは視聴を諦めた。その代わりに注目を集めたのはYouTuberのヒカキンだった。ヒカキンはYouTubeで試合の実況ライブ配信を行い、自身が視聴しながら試合展開を伝えた。
視聴者数は4万人を超え、そのわかりやすさと親しみやすさからボクシングファンに好評だった。X上でも多くの称賛の声が上がり、ヒカキンの配信は大きな注目を集めた。

井上尚弥選手の試合に対する期待が高かったにもかかわらず、PPV価格が高額であったことはファンにとって困難な選択肢だった。この状況は、格闘技の魅力を広めるべき場所が、料金設定で逆にファンを遠ざけているという現状を顕著に示している。問題は、エンタメの社会的価値をどう捉え、どうアクセスしやすくするかにある。まず、アクセス可能な価格設定の見直しを行い、より多くのファンが試合にアクセスできるようにする必要がある。次に、中小規模のイベントや独自コンテンツの無料配信を増やし、格闘技の魅力を幅広く発信。さらに、スポンサーシップや広告収入による運営体制の強化も重要だ。
スポーツイベントは、エンタメだけでなく、文化を担う役割もあるべきだ。現状の価格設定では、その価値が軽視されがちであり、多くのファンを遠ざけているが、改善策を講じれば新しいファン層に訴求する可能性は十分にある。
ネットからのコメント
1、Lemino会員になったと思えばPPVで課金させるって…いまやお金支払わないと観れない時代になってきました。選手によってU-NEXTとか、AmazonPrimeとか、多数のサービスに登録しないといけないと試合が観れません。ボクシングファンとしてはボクシングチャンネルみたいなひとつの有料サイトがあればと思います。
2、PPVって日本では苦戦するでしょうね。この興行に5500円で、買った人は満足したかな。次の防衛戦も同じだけ出しますよ、と迷わない人はどれだけいるだろう?私はWOWOWはエキサイトマッチのためだけに入ったり抜けたりだったり、佐々木ノーマン、カネロクロフォードは払って観たけど、カードに対して1000円ぐらいなら許容範囲の金額だと思うから。アメリカみたいにホームパーティー的にみんな集まって楽しむ文化でもあればまた別だろうけど。
3、ppvを購入して見ました。井上、中谷、寺地の3人が出るのだから5000円を出したけど、当日、放送が1時間半遅れて始まり、寺地戦ともう1試合キャンセルになった。寺地が王座を陥落した前試合を見れなかったこともあり今回購入したが、当日に相手の体調を理由にキャンセルになり気持ちが煮え切らない状態で中谷、井上の試合を観戦。結果、中谷は何とか勝ったが苦戦。井上は圧勝ながらKOを逃した。見終わった後、ボクシングファンとしては5000円に関して複雑な感覚だった。寺地戦キャンセルに対しては一部返金をして欲しい気持ちが残ったのも事実。
4、PPVは内容が伴わないと満足度が下がると思うが、今回世界戦が当初の4から2試合になった上に試合自体も消え、前座試合でも日本人選手の相手が格下へ変更(しかも日本人負け)、中谷の思わぬ苦戦にメインの井上も完勝だが自身やファンが期待していた勝ち方ではなくPPV的にはよろしくない流れでしたねみんなが払ったPPVのお金で選手の報酬UPしていると思うので競技への応援って気持ちもないと割り切れないかも
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bc5501b5df8e0366149601a8a6f654600c8e54ed,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]