2025年7月25日、パレスチナ自治区ガザ地区で、生後5ヶ月のゼイナブ・アブ・ハリブちゃんが母親の腕の中で死亡しました。ゼイナブちゃんは深刻な栄養失調に苦しんでおり、過去3ヶ月間、入退院を繰り返していました。母親はガザ南部の病院に連れて行こうとしましたが、交通手段がなく、30分以上歩く必要がありました。
途中でゼイナブちゃんは呼吸が止まり、死亡に至りました。ガザ保健省によると、ゼイナブちゃんの死因は栄養失調による合併症であり、ガザ地区では26万人以上の子どもたちが栄養失調に苦しんでいます。特に2023年に紛争が始まってから、栄養失調による死者は急増しており、2023年から2025年の間に122人が死亡、そのうち83人が子どもでした。
この出来事は、ガザ地区の人道的危機が極限に達していることを示しており、国際社会の無策と無関心が浮き彫りになっています。ゼイナブちゃんのような無辜の命が奪われる現状は、絶対に許されるべきではありません。ガザでは5歳未満の子ども26万人以上が栄養失調に苦しんでおり、栄養失調による死亡者数は急増しています。
この問題の本質は、紛争による支援物資の制限と不十分な支援体制にあります。
この問題を解決するためには、国際社会の迅速な対応が不可欠です。第一に、ガザ地区への人道支援物資の迅速かつ十分な供給を保証すべきです。第二に、ガザにおける栄養失調対策を強化し、栄養補助食品や医療支援を迅速に届ける体制を整える必要があります。第三に、地域のインフラ改善と医療体制の強化を行い、現地住民が適切な医療と食糧支援を受けられるようにすべきです。
ゼイナブちゃんの命を無駄にしないために、国際社会はすぐにでも行動を起こし、紛争と飢餓による犠牲者を減らす努力を続けなければならないのです。
ネットからのコメント
1、うちにも5ヶ月の女児がいます。たっぷりミルクを飲んでクーラーの効いた部屋でスヤスヤ寝ています。うちの子が特別ではなく、世界中の子供がそうでなければならないと思います。とても胸が痛いです。天国ではお腹いっぱいミルクが飲めますように。
2、住民が悪いわけではないのに常に一般国民が被害に遭う戦争は起こす側はただ指示だけですから痛くもかゆくもないでしょうが、言うに言えない悲惨さしか住民には残らないのですからいい加減にして欲しいと切実に思いますよね。
犠牲を強いられる人々は常に一般人。上に立つ人々は人ではないのではないかと思いたくなります。
3、この写真は健康の時のもので、ここ数か月は見る影もないほどな状態だったんだろうな‥自分の子が熱出したとか、顔色悪い、元気ないとなればとても心配します。もうそんなもんじゃないくらい毎日不安だったでしょうね…
4、うちの子は遊び疲れてクーラーの効いた部屋お昼寝中です。ヤンチャですが、子供は可愛いです。もし、この子が餓死したらなんて思うと発狂しそうです。戦争や紛争、争いをしているのは大人。いったいつまで子供が犠牲になるんでしょうか?戦争したい人だけが集まって、どこか決まった場所で戦争すれば良いのに。全世界の全ての子供が飢えずに健康で文化的な生活がおくれることをいのってしまいます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4151fa5a52bf7092016a1aca0f1c3edd0bba5202,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]