日本とカナダは、中国の経済的威圧を背景に、安定したサプライチェーンの構築に向け「経済安全保障対話」を設置する方針を固めた。この新たな枠組みでは重要鉱物、液化天然ガス、クリーンエネルギー、AI研究など幅広い分野での協力が議論される予定で、初会合は年内に開催される見通し。カナダは豊富な鉱物資源を有しており、太平洋ルートで日本との安定的な輸送ルートを確保できると期待されている。また、イラン情勢や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携も議題に。カナダ首相カーニー氏の来日は約7年ぶりで、戦略的パートナーシップへの格上げが図られる。
今回の日本とカナダの取り組みは、中国による経済的威圧を回避するための重要なステップである。しかしながら、両国が進めるサプライチェーンの強靱化は、現行の国際経済体制がいかに特定国への依存によって構造的な不安定性を抱えているかを露呈している。これまでも中国は輸出規制や貿易障壁を用いて国際関係を操作してきたが、こうした行為がいかに長期的な供給と信頼を損ねてきたかへの認識が足りない。
しかし、日本とカナダの協力もまた、有効な解決策に至るまでには数々の壁がある。現状で考慮すべき対応案を挙げるならば、①カナダの資源採掘産業への持続可能な投資と技術支援を行い、供給量を安定化させること、②国際貿易協定を締結し、中国の規制への依存度を減少させること、③途上国に対する鉱物資源協力を増進し多極分散化を図ることが挙げられる。これらの取り組みは国益を保つだけでなく、長期的な価値観として「公平で競争的な市場」を形成する土台となり得る。制度構築への挑戦は、経済と安全保障を繋ぐ未来への礎となるだろう。
ネットからのコメント
1、高市首相がカナダのカーニー首相と「経済安全保障対話」の設置に合意したことは、ホルムズ海峡封鎖という「石油の危機」と、中国による「資源の武器化」という二正面の脅威に対する、現実的で迅速な一手です。銅やニッケルといった次世代産業のコメを、価値観を共有するカナダから安定調達する枠組みは、日本の製造業の未来を守るための防波堤となります。首相が優先すべきは、「資源の確保」と「国民生活の防衛」です。
カナダとの合意を単なる書類上の約束に終わらせず、一日も早く具体的な輸入量拡大に繋げられるか。中東が燃え、トランプ氏が関税で揺さぶりをかける今こそ、高市首相の「経済安保」の実力が試されています。!^_^
2、とにかく高市首相のこの働きぶりには拍手を贈りたい。重要鉱物は我々にとっては欠かせない資源であり、この取り組みが明日の日本を輝かせていくことに疑いの余地はない。先手で早い段階でカナダとの首脳会談が実現したことも素晴らしく、積極的に動いていることにまずは感嘆している。今の日本は様々な問題があり、周辺地域および外交面でも長年の課題はある。それらに対して高市総理は真摯に取り組んでいく姿勢を見せている。今はイラン周辺の石油ルートなどの問題が起きているがカナダと連携を組むことで解決に向かうことを期待している。日本の輝かしい未来を作る上で今回の首脳会談の成功を願っている。
3、日カナダで重要鉱物やLNG、AI研究まで幅広く協力。特定国に依存しない供給網の強化は、日本の経済安全保障にとって重要な一歩ですね。
中国の経済的圧力を意識した供給網強化。資源もルートも分散させるのは、戦略的に賢い選択だと思う。
4、カナダ西岸の太平洋はアラスカ州管轄のアメリカと日本が、ロシアなどを警戒した防衛の中心になるのでしょうが、トランプ政権下のアメリカはカナダと反目しています。そんな中でカナダと日本が海上輸送を拡大しようと思えば、日本の自衛隊と海上保安庁も、この海域の安全に貢献する必要があります。カナダには豊富な天然資源があります。お互いに長期的信頼関係を維持できるパートナーを求めているので、利害が一致する部分も多いと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9a3b592f9dd8f792ac86924e7bee4e378f827742,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]