2026年5月12日、カルビーは「ポテトチップス」など主要商品のパッケージを白黒にする方針を発表した。この背景には、中東情勢の緊張によるナフサ不足で、カラー印刷に必要なインク原料の調達困難がある。同変更は5月25日以降の出荷分から適用される。SNSでは瞬く間に反響を呼び、《潔い決断》といった肯定的な意見と、《食品としての魅力が損なわれる》という批判的な声が混じる状況に。他の食品メーカーも同様の対応を模索しており、日本の食品業界全体に影響する可能性がある。

カルビーの白黒パッケージへの変更は、一見すると合理的な対応のように見えますが、この決断には本質的な問題が潜んでいます。まず、食品パッケージにおける色彩とは単なる「見た目」の問題にとどまらず、消費者の購買意欲や製品イメージを左右する重要な要素です。
食欲を刺激する暖色系の配色が失われることで、商品の「顔」としての魅力が大きく損なわれ、消費者の無意識的な選択基準から外れるリスクが高いのです。
問題の根底にあるのは、ナフサ不足という外的要因への依存です。これにより、食品業界全体がパッケージ戦略を根本的に見直す必要に迫られています。しかし、完全な白黒変更は安易すぎる選択です。具体的には以下の改善案が考えられます:
透明素材を一部採用することで、商品そのものの見た目(例えば黄金色のポテトチップス)を直接消費者へ訴求する。インク使用の最適化により必要最低限の色彩を保持する、新しい印刷技術を模索する。ブランドのコンセプト全体にマッチした「一貫性テーマ色」を採用して、白黒化でも高級感や独自性を伝える。食品パッケージは、「消費者への無言のセールスマン」です。単なるコストダウンや現状維持の選択を優先するのではなく、消費者心理を深く理解し、ブランド価値そのものを守る戦略的アプローチが求められます。未来の食品業界にとって、この決断が単なる経緯への適応で終わらないような、創造的な視点が必要です。
ネットからのコメント
1、パッケージが白黒になるとはいえ生産中止や値上げをするわけでもないので、ここは緊急事態とはいえカルビーさんを評価します。別の食品メーカーではプラスチック容器が調達出来ず生産中止となるケースがあります。この政策に不満のある方、1973年のオイルショックで石油製品やプラスチックの枯渇、テレビ放送の一部時間の休止やカーフェリーや高速バスの運休など、過去にも石油に関して色々な出来事があったのです。
2、高市首相は「ナフサの供給に問題はない」と説明していますが、現場ではそう簡単な状況ではないのだと思います。実際には、原材料や物流コストの上昇、不安定な供給環境への対応に、企業は大きな苦労を強いられているのではないでしょうか。今回の件で、高市首相が現場の実態を十分に把握しないまま発言している印象が、より鮮明になったように感じます。そうした厳しい状況の中でも、工夫を重ねながら消費者にポテトチップスを届け続けようとしている カルビー の努力は評価されるべきだと思います。私自身も、応援の意味を込めてカルビー製品を積極的に購入したいと思います。
3、小難しいこと書いてるな。一つ抜けてる気がします。それは、カルビーのお菓子は、国民全員が、一度は口にした経験がある可能性が高い事です。全員じゃない、なんて意見もあるでしょうが、今まで食べたことがない人は、パケが維持されようがこれからも食べないので、いったん放置です。食べたことがある=味を知っている=色による味の思い込み、は発生しません。超大手だからできる戦術だと思います。シェアの低いメーカーでは、筆者の言うことが当てはまることもありそうですが…
4、透明小窓とか商品の事を全く考えていないじゃないか……何でアルミ蒸着フィルム使ってるんだと思ってるんだ……今回のスミ1cパッケージは【カルビーのネームバリュー】があるからこそ可能なのであって無名メーカーがやるとしたらせいぜい特色1cで味事に色を変えるとかじゃないんですかね……他のメーカーもこぞってスミのパッケージにしたら色付けて差別化するんじゃないかな?と思いながら実物の販売を心待ちにしております!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/38e82876ccc898ef78b8df5b66835e3708d605c8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]