2025年7月14日、長崎市で8日から開催されていた太平洋クロマグロの資源管理に関する国際会議が閉幕した。日本、韓国、台湾、米国などが参加したが、合意には至らなかった。日本は2027年以降、30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、1万1869トンから1万4836トンに増やす案を提示したが、メキシコが反対。30キロ未満の小型魚は5125トンから4823トンへ6%縮小する案で、協議は継続となった。

太平洋クロマグロの資源管理を巡る国際協議が、各国の利害対立で合意に至らなかったことは、海洋資源を守る仕組みの難しさを改めて示した。しかし、目先の漁獲量拡大だけを優先すれば、将来の資源枯渇や漁業者自身の損失につながる危険がある。問題の本質は、科学的根拠に基づく管理よりも、各国の経済的都合が先行しやすい制度設計にある。改善には、①資源量調査と公開データの国際共有、②違反漁獲への監視・制裁強化、③漁業者への転換支援や持続可能な漁法への投資が不可欠だ。
海の恵みは一部の国が短期利益を奪い合うものではなく、未来世代から預かった共有財産である。守るべきものを削って利益を得る姿勢は、結局自分たちの首を絞める。国際社会には、反対や交渉を繰り返すだけでなく、科学を軸にした公平なルール作りに踏み込む責任がある。資源管理とは漁獲を増やす競争ではなく、限りある自然と人の生活を両立させるための約束である。
ネットからのコメント
1、漁師にも水産業界にも良いイメージ無いんだよね。大量に取りまくり、価格がちゃんとニュース報道の取れ高と連動してるのは秋刀魚くらいで。マグロが取れすぎると言いながら、安くなったのをキハダ以外で見たことが無い。他の主要な魚介類も同じ。常に高い。うなぎは多少の変動してる気はするがそれでも高い。カツオは比較的安いんだけど、ずっと同じ値段の感覚。どの品種も取れなくなったら直ぐニュースになる。取れる時は無限に取り尽くす。しかし値段は変わらない。どこかに変わらないマージンがあると思っている。もしくは米騒動の時のように、卸のどこかが隠して流通させていない。
どうせ消費者のこと考えてないだろうし、それなら、なるべく取らない方が良いのでは?と思うのは普通だと思う。
2、国際的な資源管理なので、すべての国が納得する結論を出すのは簡単ではなく、今回のように合意に至らないのもある意味仕方ないと思います。ただ、それでも話し合いを続けることには大きな意味があります。太平洋クロマグロは一つの国だけで守れる資源ではなく、各国が協力しなければ将来に残せません。一方で、ルールを守る国や漁業者だけが負担を背負うような状況では不公平感も生まれます。だからこそ、漁獲枠を決めるだけでなく、各国が約束を守っているかを監視し、透明性の高い資源管理を進めることも重要です。時間はかかっても、お互いが歩み寄りながら、資源保護と漁業の両立を目指してほしいです。
3、今年はクロマグロが獲れすぎて他の魚を獲りたいのにクロマグロばかり獲れてしまい、漁獲枠が早々にいっぱいになって獲れたクロマグロをひたすら逃がす作業をして漁にならないとニュースでやっていたが、メキシコはこのような状況であることは理解しているのだろうか。
それなりの大きさのクロマグロが増えているのであればそこまで成長出来ているということだから資源量が増えていると考えていいと思うが。
4、私は自分の船で週一で釣りに行っている者ですが、去年から黒マグロが急激に増えているので餌となるイワシが激減しています。イワシを好む魚はマグロだけではないので完全に生態系が壊れている感じです。一旦マグロの規制を緩和しないと取り返しのつかない事態が海の中で起こると思います
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7867d5576e77a93233765ebfd33fa3ba7212645d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]