ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、2023年10月24日で4周年を迎えました。これまでにウクライナ国内の民間人死者は1万5000人を超え、侵攻の主戦場であるドンバス地方は壊滅的な状況が続いています。ロシアはこの地域の約8割を占領し、和平交渉の条件として領土譲渡を要求していますが、ウクライナは強く拒否。激戦地の避難者たちは子どもの命を守るため、家も財産も捨てて各地を転々としています。一部地域ではインフラが完全に崩壊し、水や電気、暖房もない生活を強いられる市民が数多く存在します。避難救助団体の活動もドローン兵器の発達により危険性が増し、支援の範囲が縮小。「緑豊かな故郷」が戦場となった惨状に、多くの避難者らが故郷への帰還を諦め、深い喪失感と絶望を抱えています。

ウクライナへの無情な侵攻が4年目を迎え、終結が見通せない現状は深刻な社会的課題を提示しています。
まず、民間人に多大な犠牲を強いるロシアの軍事行動は国際法と道義を著しく踏みにじっています。ドンバス地方におけるインフラ破壊、住民避難の困難さ、支援団体の限界、それらが示すのは容赦ない戦争の代償です。問題の根本には、侵攻を続けるロシアの領土要求の不当性と、それに妥協を許さない国際社会の停滞した対応があります。
解決のため、第一に国際連合、安全保障理事会がより強力な圧力をロシアへ行使し、侵攻停止を迫る必要があります。第二に、停戦交渉の遂行可能性を広げるべく、国際調停者を増員することが求められます。そして第三に、市民避難者への支援体制を抜本的に強化し、現場の救助団体が十分な活動領域を確保できるよう国際資金援助を迅速化すべきです。
戦争がもたらすものはただ一つ、破壊と絶望です。命の価値が軽視され、故郷と文化が焼け失せる瞬間、それは世界全体の倫理が試されている場面でもあります。攻撃を許容し続ける世界とは、どれほど空洞化した未来を招くことになるのか──その答えは耐え続ける市民たちの苦痛の顔に現れているはずです。
ネットからのコメント
1、ウクライナ侵攻から4年、人類の歴史は戦争の歴史と言われますが、まさに歴史は繰り返される。長引く戦争に、心まで折れそうになっている避難者の気持ちを思うと、心が痛みます。それでも前を向こうとする人たちの強さには本当に頭が下がります。一日も早く平穏な日常が戻ってほしいと願うばかりです。
2、戦争放棄は国連安保理が機能する前提ですよね。ウクライナやパレスチナで紛争があっても全く機能してませんよね。そんな状況下で戦争反対の旗振るのは愚かです。侵略され黙って耐えるのですか。専守防衛を前提としても侵略されない、されたら奪い返すための行動を明確にするべき時と思う。
3、昔から「戦争は始めるよりも終わらせるほうが難しい」と言われていますよね。 いま現在もそれなりに終戦へ向けた交渉は行われているようですが、実に多様な立場の人々が 国家や組織等の思惑にまみれる中で、終戦に合意する事は至難の業でしょう。 そうこうしている間にも、貴重な人命が奪われていっているという心苦しく切ない事実があり、各々の国や組織を代表する方々には 何よりもまずその点を直視して受けとめてほしいと願っています。
どうしても細やかな調整や交渉は長引きやすいものだろうと思います。 まずは最優先で「現状における即時停戦」だけでも合意なされて、いったん(一時的であっても)現場での戦闘を停止させてほしい…と、心より望んでおります。
4、ロシア軍が迫ってきているのにも関わらず、ウクライナ軍が住民を避難させず置き去りにしている。激戦地の住民救助はボランティア団体がやる仕事ではないだろう。ウクライナ軍がやらないから、ボランティア団体が行くしかない状況になっている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/da3903ffa7cf246f97adb955ab42d6b76d302400,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]